住宅性能は、「気密」の良し悪しが1つのバロメーターだと言われます
最近のYoutube動画を拝見すると
断熱気密DIY(リカバリー)によって
気密測定の結果であるC値が1.0を切るくらいまでなった例も少なくない
これいかにと考えると、要はポイントを押さえて手を加えれば、
最終仕上げ面(クロス)などが一連の気密層になって、
全体の気密はある程度確保されちゃうってことかなあと…
そういう意味では、ローコストだろうが、
後付けでも表面上の気密確保は可能だし、
それ自体、実はそれほど難しいことでもなかったりするのかとも思ったり
んじゃあ、
いわゆる優良工務店のアドバンテージってどこにあるの?ってことにも繋がってしまう訳ですが、
一番は専用の部材を用い、壁の内側など最適な箇所で気密層が確保され、
確実な施工をベースに耐久性がグッとアップするって辺りが主になるのかな
あとは、
壁内結露を始めとした構造上の根本的な問題への対応だったりもあり、
それらの互いに繋がる課題をきちんと把握した上で施工全体を計画管理している、
問題の本質を捉え対応しているってところになるのかなと思います
(いろいろ”ちゃんとしている”ってこと)
それによって、ローメンテで何年持つかというところに違いは出てくるかもとは思います
ただ一方、
建築費とランニング(光熱費など)を入れたトータルコストからみて最もコスパが良いという話については、
ちょっと懐疑的な見方もあります
50~100年の単位、何世代にも渡ってその家に何年住むかどうかは、もちろん建物自体の耐久性などもありますが、
将来その土地(住環境)がどうなっているかということが大きい気がします
それにコスパだけを言うのであれば、
ローコストで建て実際の光熱費も低ければ、それが一番”お得”な訳ですし
まあそれも、建物躯体に決定的なダメージを追う造りでないのが前提にあってなので、
住宅の置かれた内外環境によるところも大きいのと、
仮に最近の住宅の造りに大きな問題があるようなら、実態は数十年後にわかってくるという感じなのでしょうか
なにより、これもよく言われることですが、
物の長持ち具合は構造や素材の強さや施工の良し悪しも然ることながら、
日々の”お手当”が大事という面もあると思います
それはいずれにしたって必要なことで、
買いっ放しになりがちな、万事他人任せのスタンスではなく、正しい知識やノウハウを身に付けて、自ら進んで適宜適切に対応する、
そういう姿勢や心構えが大事かなとか思ったり
”愛”ですね
お家に対する