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☆昔はね、宮古島の交差点で名前が付いてるのは二つだけだったって。

その内のひとつがここ
「ガングリユマタの交差点」。

今でも、私位の年の宮古のおじさん、おばさんは この名を聞くだけで奮えあがる。

夜中には車でも通らないって。

なんと片足のヤギのお化けがでるのだ。

この交差点を夜中に通ると 後ろから パカッパカッだか、カタカタだか ヤギの走る音がしてきて、それが聞こえたら全力で走って逃げなくてはダメだ。

追い付かれて飛び越えられてしまったら、それでイッカンの終わり。
死んじゃうのだ。
この辺りは口裂け女に近い。

でもこっちはもーっと怖い、「カタバズ(片足)ピンザ(ヤギ)」
最強なのだ。

昔は交差点の角のサンシン屋&床屋さんの白い壁に、誇らしげに
ガングリユマタって書いてあった。

月の無い夜、あなたが宮古のどこかの道を渡った時、後ろからパカッパカッだかカタカタだか、何かが追っ掛けてきたら、振り向かずに全力で逃げなきゃダメだよ。

これがガングリユマタの交差点、別名カタパズピンザの交差点の話しさ。

私には今もって、カタパズピンザ、が 足が一本無くて三本足のヤギなのか、それともそれとも! たった一本しか足の無いヤギなのかがわかんないんだけどね(私は、たった一本足って方がずーっと オッソロシイと思うけど、どう?)

それと、もひとつの交差点がなんて名なのかも、今もってわかんない。

ピンザの話を話してくれた人もわかんなかった。宮古の人なんだけどね。

だけど、
「ガングリユマタ」
より素敵な名前なんて、そうそう簡単にあるもんじゃないさ。
ね?