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クリスマスイブからクリスマス当日にかけて、カップルで過ごすという習慣が成立したのは、1980年代以降だということは、すでに書いた。また、教会での結婚式が増加し始めたのは、1970年代以降のことである。ある時期以降、日本の男女関係には、キリスト教が何らかの形で関わり始めた。キリスト教の愛の思想が、恋愛を賛美したり 、恋愛に過剰な意義を見いだしたりする習慣の背景にあるわけだが、日本は、キリスト教そのものは受け入れず、キリスト教を背景に持つ恋愛観だけを受け入れた。そのため、若い世代においては、こうした恋愛観が次第に後退しつつあり、恋愛の価値の下落が起きている。
性欲も恋愛感情も持たない人が、無性愛者で、人口の2%前後いると見られる。性欲はないが、恋愛感情はある人が、非性愛者で、男性より女性に多い。性欲はあるが、恋愛感情はない人が、アロマンティシズムと言われる人で、女性より男性に多い。
性嫌悪は、無性愛者、非性愛者両方に見られ、両者の合計が10%を超えていることを考えると、非性愛者は、10人に1人はいると考えられる。そんなに性欲がない人がいるのか。
あまり耳にしない言葉だと思うが、恋愛の民主化という用語は、存在する。民主主義は、誰でも政治に参加できることを原則する。しかし、日本の恋愛は、誰もが参加できることを原則としていない。日本の恋愛は、選挙で言えば、普通選挙ではなく、制限選挙である。そのため、参加者が限られてしまい、盛り上がりに欠けている。イベントでも、フェスティバルでも、参加者が少ないと、盛り上がらない。日本社会は、恋愛に冷めている中で、一部の人だけが、恋愛で盛り上がっている状態になってしまっている。恋愛向きの社会と、そうでない社会とでは、街の雰囲気や施設、愛情の表現方法など、いろんな面で違いがある。日本に必要なのは、恋愛の民主化なのであるが、日本の歴史を考えると、まあ難しいだろうな。