9月の台風15号は千葉県を始め甚大な被害を被ったが、その痛みも癒えぬ10月12日過去最大の強風と降雨を伴うという台風19号が日本に上陸、河川の決壊は七県で128箇所、土砂災害20都圏に及び、80余人が犠牲になる大惨事となった。
10月12日(土)静岡県に上陸した台風19号は強い雨風を伴い、我が館(中銀水口22号館)に吹き付けて来る、時折突風の風の塊のようなものがぶつかって来る時もあり、木々もひどく揺れていたが、我が館は微動だにしなかった。さすが岩盤の上にある建物は強いなと思った。
一夜明けて、やれやれこれで台風も一過かと思っていたが、災難はその後にやって来た。
熱海の上水は、柿田川を水源とし、三島市の浄水場を経て送られて来るが、送水缶が台風で破損し送水が停止した、修復には10日はかかるという
、これにより頼みは熱海市とわが館の貯水槽及び他からの給水だけであり、節水の強化を決断
、住民説明を経て、゚大浴場の利用停止゚食事提供の弁当の外注゚共用ト

イレ水洗等の使用制限゚洗濯室の使用禁止等の対策を発表した。
これ等関係者の努力と住民の協力により、10月20日給水が再開され、この間断水することは遂に一度もなかった。

今回の騒動で感じた事が二つあった。
1、我々が日頃飲んでいる水道の水は、富士山系の湧水で日本三大明水の1つと言われている柿田川の水であったこと。
2、10月20日やっと大浴場で風呂には入れることとなったが、3時間しかないのでさぞ混む事だろうと思ったらたった二人だけ、聞いたらラグビーワールドカップの準々決勝を見てるんでしょうとのこと、日本人はいつからこんなラグビー好きになったのかと戸惑ったものだが、同時に皆さんの力強さのようなものを感じ、手足を伸ばして久し振りの入浴を楽しんだ。