こんにちは、お片付けシバタくんこと六六三六の柴田です!


今日もスティーブンセガールに片付けを依頼される事を想定し、架空で片付けます!


前回は、セガールが日本刀を出して来た所まで。


日本刀は『銃砲刀剣類登録証』というのが刀と必ずセットで存在し、それがないと名義の変更も出来ずに、再交付しなければ持ち出す事が出来ません。


登録証があるかセガールに聞くと、「家では日本刀は身につけているから、そんな物は知らん」と仰りそれが無いと買い取れないと伝えると「なんか面倒そうだからいいや」と日本刀は諦めました。


次に出して来たのは、山積みの段ボールに入った大量の未開封の“ポマード”


「これを処理してくれ」と危ないブツの様に出してきました。


「これは大丈夫ですよ。買い取れます。」とセガールに伝えると、「What are you talking about.君は何の話しをしてるんだ?」と不思議そうな顔をします。


「未開封なので、うちでは買い取れます。他の業者は分かりませんが、うちはリユースしますよ。」と言うと、僕の肩に手を置いて強く抱き寄せ「Amaging!アメイジング!私のポマードが他の人の髪を纏めるのか!最高だ!」と言いながら未開封のポマードを開け、手に塗りたくり僕の頭をオールバックにした。


未開封のワックスやポマード、シャンプーや乳液などはうちではリユース対象なので、買い取ってあげた。


「お腹減ったろう」とセガールがオールバックの僕に言い、冷蔵庫からコンビニ弁当を取り出して来た。


断ったが日本語が分からないフリをされ、強制的に食べる事に。


沈黙シリーズの裏話など聞きながら楽しくお弁当を食べていると、セガールがお弁当を食べ終わり床に弁当のゴミを捨てた。


「ちょちょちょ」と言うと「あぁすまない。」と言って可燃ゴミに入れた。


再び「ちょちょちょ」と言うと、「あぁ、そうか洗ってリサイクルか」と面倒くさそうに言った。


面倒くさいか尋ねると「洗い物したくないからコンビニ弁当買ってるんだが」と言ったと同時にニコッと笑った。


確かに、この仕事をするまで僕もそんな事思ってたなぁ、トレーが汚れないような工夫があるのかなぁ、もっとコンビニ弁当の容器も改善出来るのかなぁと考えているとセガールが「悩ませてごめん。だが私は世界のセガールだ。リサイクルくらいやってみせるよ」と僕の手を強く握った。


そして、片付けは終わりセガールが「もう君と会わないようにリサイクルや片付けを頑張ろうと思っている。ありがとう。」と手を振り僕を送り出した。


爽やかな春の風に桜の花びらが踊り、ほのかに薫るポマードを感じながら今後の地球に思いを馳せる帰り道になった。


セガールの家の片付け終わり。