こんにちはamataです。
昨年末、『アパートの鍵貸します』を観たんですが、感想を書くまでに至りませんでしたので、
今日、少し書いてみたいと思います。
そもそも、昔の名作映画って、見るまでなかなか腰が上がらないですよね
でも、観てみるとその面白さに感動するのは毎回のこと
この作品も例外ではありませんでした
『アパートの鍵貸します』は1960年代のアメリカ映画で、監督はビリーワイルダー、主演はジャックレモン。
ロマンティック・コメディ映画ですな。
①設定の面白さ
何と言っても、この映画は設定が面白い。
ジャック・レモン演じる主人公のバドはニューヨークの保険会社に勤めています。
彼は、なんと上司に自分の部屋をホテル代わりに貸しているんですよね
そのかわり、上司も彼を出世させてあげるという、ウィンウィンの関係。
でも、ある女性が現れてから、状況が変わってくる、、、というストーリー。
昔は、ホテルに愛人としけこむ、ということが防犯上できなかったようです。
それで、こういう設定が出来上がったんでしょうね。
ふむふむ、これは面白く発展できそうなお話です。
②小道具使いのうまさ
これは、もう有名な話なのでネタバレですがご紹介したいと思います。
上司に部屋を貸したバド。
家に帰ると、上司の愛人が忘れたと思われる「割れたコンパクト」がある。
それを上司に返すバドなのですが、なんと、その後自分が思いを寄せているエレベーターガール、フランが「割れたコンパクト」を持っているではありませんか!
そう、バドが好きな女性は上司の愛人だったというのが、この「割れたコンパクト」でわかってしまうのですね
本当に小物の使い方がうますぎる
他にも、ピストルや、この映画の有名なシーン、「テニスラケットのパスタ」など、勉強になることばかり。
③気の利いたセリフのオンパレード
あのですね、普通の会話はありません。
当たり前のことを「少しひねって」返しています。
もう、これは欧米人ならではなんでしょうけど、何でもひねりの効いたジョークで返すという
これは日本人はなかなか真似できない技ですので、憧れちゃいますよね
三谷幸喜さんは、ビリーワイルダーがお好きだと聞いたことがありましたが、
この作品を観て納得です
私もこの作品が大好きになりました!
今度、「お熱いのがお好き」を観てみたいと思います