これも含めて書きかけの公演レポ記事が渋滞中です。
出演:
伊藤実希・西井美桜・澤田奏音・大村杏・篠原京香・杉本りいな・原優寧・森本くるみ
トレードで入手した席はG20。前の方の隙間から見えてたのは下手3人。0番は見えず。上手の多い篠原さんはあまり見えませんでした。
前回この公演に入ったのは8/12なので約3ヶ月ぶり。
前回からの研究生たちのgrowing up を感じた公演でした。
大村さん。可愛く美しく全力というのがこの子の特徴。首の使い方が上手くて可愛さを出しているし、膝は誰よりも高く上がり、ウイニングボール、Doubt!や詩人での脚上げは誰よりも高く上がって膝がまっすぐ伸びててダイナミックできれい。
↓上手から3人目が大村さん。
腕の動きは腕だけでなく肩も使っていて時に反動を使ったり微妙なタメの後に動かしたりして複雑な表現をしている。
最上手大村さん、右肩しっかり上げて左肩下げててダイナミックな体のラインを作ってる。
こういう細かいところまで磨き抜いたダンスはNMBの塩月希依音さんを彷彿とさせます。
今回下手3人という狭い視界で見てましたが、そこに彼女が入ってくるとそこからはずっと追ってしまう。
そんな彼女に笑顔のバリエーションが以前より増えたのでますます見ていて楽しい。この公演はネガティヴな感情を歌う曲も多いので今後はその方面の感情表現の発展を期待です。
杉本さん。まだ時々出るものの、首が前に出て猫背のようになる癖がかなり修正されてダンスがきれいになってきました。歌のうまさは相変わらずで、彼女のソロが入るとそこだけ華やかになる感じ。
森本さん。口角を上げる笑顔を手に入れたようです。笑顔がすごく明るくなりました。
原さんは下手端が多かったので結構見てましたが、少しずつですが確実に上手くなっていて、詩人のような激しい曲でなければかなり標準に近づいてきたと思います。
そしてこの子は歌がいい。ここで一発は大村さんのダンスが良すぎるわけですが、原さんはいい声してて歌のうまさはダンスをカバーしている。
篠原さん。上手が多くて今回は見る機会は少なかったです。
客席のファンに視線があるのは相変わらずですごくいい。とにかく笑顔が素敵。
思い出以上は上手帽子。今回記事を書くにあたって2013年の制服の芽公演の思い出以上を見てみましたが、松井珠理奈センターのこの時のユニットはガンガンには踊ってなくてむしろこの曲のテンポにしては抑えた動きにしている。篠原さんのダンスはそっち系で、もしかしたらオリジナルのVを見て研究したのかもしれません。
肩の柔らかい使い方は相変わらずで、木下有希子さんのよう。センター実希ちゃんの剛と篠原さんの柔のバランスがすごく良かった。
澤田さん。以前からガンガンに踊るタイプではないと思ってましたが、嘘つきなダチョウなどを見ているとちゃんときれいに正確に踊っている。この日見ていて、敢えて力強さを消してフェミニンな表現にこだわっているのでは?と思うようになりました。
実希ちゃん。
思い出以上。篠原さんセンターかと思いきや実希ちゃんセンター。両脇に小柄な西井・篠原は背丈のバランスがいいし、実希ちゃんの長い手足でガンガンに大きく踊るのはセンターとしてのカラーを出してユニットをしっかりリードしていて「伊藤実希の思い出以上」を表現していた。
このユニットが始まってすぐに実希ちゃんに松井珠理奈さんを強く感じたのですが、後日2013年の思い出以上を見てみると篠原さんのところで述べたようにむしろ抑えた動きで踊っていて、スピード感のある直線的なダンス=松井珠理奈というのは完全に先入観でした。2015年のセンター北川綾巴さんになるとガンガンなダンスになります。
ではどこに松井珠理奈を感じたのか?おそらく顎を上げた下目遣いの表情と実希ちゃんのシルエットだったのではないかと思います。
2013年の思い出以上でも顎を上げた下目遣いの表情は見られますがそれほど目立つわけではありません。
珠理奈さんの私の印象としては2020年の12周年の一挙披露祭の手をつなぎながら公演での雨のピアニストで見せてくれた顎の使い方が強く残っていたのだと思います。↓
実希ちゃんも珠理奈さんのこの顎の使い方を手に入れた。
細いシルエットも珠理奈さんと似ています。
お見送り
伊藤 目が合うと鼻の頭にシワのよる笑顔。「むっちゃよかった」というと両手振ってサムアップ
大村 あーっという表情でサムアップ
篠原 目が合うとにっこりして両手ハート(なんかもっと色々やってくれました) ほっぺハートでお返し