昨年4月の珠理奈さん卒コン以来のガイシホールでのコンサート。

自分の中で珠理奈さん卒コンと混同してましたが、昨年はコロナで12周年コンサートができなかったんですね。一昨年の11周年ははほぼ無観客でこれまでSKEがやってきた全公演を配信で披露。

真木子さんや江籠さんが「こうして周年を大きな会場で開催できるということがありがたいと思う」、と言っていたのがわかります。


席は2階Fでしたので下手寄り。バックステージのメンバーはほぼ真横から見ることになる位置の席でした。前ステージは双眼鏡で見ると視野に3人ほど入るくらいの遠さで、肉眼だとメンバーを識別するのがなかなか難しい。下手スタンド席前通路は私の席からだと接線方向になり一番手前メンバーの横顔がわかるだけ、上手スタンド前通路のメンバーは背中が見えるだけ。


なのでもう割り切って、まーやんがいればまーやんを、いない時は伊藤さん、岡本さんを双眼鏡で探して見ることにしました。なのでかなり偏った見方になったと思います。大箱コンサートなのに特定の数人しか見ていないというパラドックス。


八頭身のまーやんはこういう大きい箱で遠くから眺めるとそのまるでフィギュアのようなスタイルが際立ちます。

チキンLINEのセンターは華があった。センターってやっぱり見栄えって大事です。



不器用太陽、まーやんは最後に登場してきたので最初に出てきたくまさんの紫赤を慌てて緑に変えました。技巧のある声ではありませんがよく通る声です。


絶対インスピレーションでは、MVのまーやんはやや緊張しているように見えるのですが、この日は楽しんでるように見えました。推しが選抜でいいポジションにいるのを見るのは大変喜ばしい気分です。



そして振付してくれたRoyalbrats が途中から出てきてダンスを見せてくれましたが、それを見て複雑なステップを踏んでいるのだということが今更ながらわかりました。メンバーだと上半身を見てることが多いのでステップまで注意が回ってませんでした。やっぱりSKEはすごいわ。↓




実希ちゃんも長い手足でスタイルの良さが目立ちます。大きな目は遠くから見ても表情がよくわかって大箱コンサートでは大きな武器です。そしてパワーのある大きなダンスは言わずもがな、最近はダンスがきれいになってきた。


ダンスの美しい岡本さんは、表情も自由になってきて円熟さを増してきています。ダンスだけでなく表情を見ていても楽しいメンバーになりました。



ZESTのHPに今回のコンサートのセットリストがアップされています。


zest HP










特定のメンバーしか見ておらず、それ以外の個々のパフォーマンスをほとんど見てなかったのですが、それでもセンターを見ていて思ったことがあるのでその印象を。


これまでSKEの次世代戦略はどうなっているのか?という記事を時々書いてきましたが、重鎮2名の卒業を受けて、今回のコンサートでは遠慮がちではありますが年功序列人事からの脱皮を図ろうとしている運営の意図を感じました。


1曲目「強き者よ」はセンターステージでオリジナル衣装で踊っていたのはセンター林さんと11期生。原さんは下手1番ポジション。

2曲目青空片思いは、井上、林、杉山、伊藤、澤田、田辺、平野。この曲はこのメンバーがオリジナルをカバーしている曲なので、このメンバーで何の異論もないわけですが、1曲目を実演実績のある6期ではなく林さんと11期生にするための流れとしては自然に見えてこの2曲目は都合がよかったかもしれません。しかも林さんは早着替えで1番ポジションでのパフォーマンス。林さんの存在感が強調されていたと思います。


シングル曲のセンターでは林さん4曲、青海さん3曲、くまちゃん3曲(うちWセンター2曲)、野村さん3曲(うちWセンター2曲)。

SKEの代表曲とも言えるパレオはエメラルドは青木莉さん。

そしてこの時点でまだ劇場デビューをしていない原さんが2曲(うちWセンター1曲)あったのは驚きました。


今回シングルのc/wで林さんはソロ曲、原さんセンターをもらってます。

原さんは未来とは では冒頭いきなり振りを間違えてましたが笑顔で堂々としたものです。

ダンスが不得意なメンバーがいた10期生がもらった渚のイメージ同様、New AgerもSKEの曲にしてはシンプルな振りになっていて11期生(原さん)への配慮が窺えます。


↑produce48 で「王者たるもの王冠の重みに耐えよ」という訓話を珠理奈さんはじめ練習生達が聴く場面がありました。原さんは非常に旬な素材であることは間違いないので、「未来とは」や当時期待の大きかった小畑さんがオリジナルのセンターの無意識の色に割り振ったのは運営の相当の期待を感じます。そして運営も10期生で学習したでしょうからダンスが踊れないうちはそれに合わせたプロデュースをすることだろうと思います。


9月末にNMBが12周年コンサートをやっていましたが、NMBの唯一のオリジナル公演である「ここにだって天使はいる公演」のセンターに抜擢されていたのは今年1月にお披露目されたばかりの8期生の坂田さんでした。MCで重圧に押し潰されそうだったと涙ながらに語っていましたが、原さんは当夜やってくれたSRでもそういうそぶりは見せず、プレッシャーには強いのかもしれません。王冠の重みに耐えられるよう運営にはサポートしてほしいものです。


林さんの比重は安定で、今回のシングルはセンターではありませんでしたがソロ曲を貰っていて今後も重く使っていくであろうことをうかがわせます。彼女の強みは個性的ではあるがダンスが力強く、表情もいいし、歌でも聴かせることができることでしょう。このコンサートでのソロ歌唱はやや不安定でしたが14周年公演でのハートの独占権ではくまちゃんと共にいい歌声でした。トーク会人気もあるのが有無を言わせないもう一つの強みです。


青海さんは、個人的には待望のセンター。彼女がセンターに立つとパァーッとステージが明るくなるような華がある。ダンスは独特の力強いしなやかさとバネがあって、振り付けたというよりは内面から自然に音楽に乗っているように見える。表情にも引き込まれます。

絶対インスピレーションを振付したRoyalbrats のダンスを見ると、この曲はヒップホップ系を踊らせたらSKEでは右に出る者がいない青海さんの魅力を見せるためにプロデュースされた曲なのだろうと思います。

そして不器用太陽で見せた歌唱力。声質だけでなく技術的にもおっと思わせるものがあり、カミングフレーバーの時のボイストレーニングが活きているのかもしれません。歌唱力選手権出て欲しいです。

余談ですが、14周年公演でのクロス。センター青海さんの歌唱力、ダンス、表現力いずれも圧巻で実力の高さを見せつけられました。両脇の平野、太田も秀逸だったこともありこれまで見たクロスのうちでは最高だったと思います。


珠理奈さんの卒業シングルである恋落ちフラグ、個人的にはSKEの国歌だと思っている「恋を語る詩人になれなくて」のセンターを任せられて、彼女も運営の期待十分だしそれに応える実力も十分だと思います。


そして現場では気づきませんでしたが、こうして見ると野村さんが期待されてるようです。


群雄割拠にも見えるセンターレース。トップグループは林、青海、原。原さんをどう使うかはプロデューサーの手腕次第だと思います。2番手グループは野村、熊崎、江籠といったところでしょうか。



M00 Overture 
M01 強き者よ / ◯林 
M02 青空片想い / ◯井上 
M03 ごめんね、SUMMER / ◯熊崎 
M04 1!2!3!4! ヨロシク! / ◯鎌田 
M05 バンザイVenus 
M06 パレオはエメラルド / ◯青木莉 
M07 オキドキ / ◯坂本 
M08 片想いFinally / ◯荒井 
M09 アイシテラブル! / ◯野村 
M10 キスだって左利き 
M11 チョコの奴隷 / ◯青海 
M12 美しい稲妻 / ◯熊崎 、◯坂本
M13 賛成カワイイ! / ◯松本、◯野村 
M14 未来とは? / 10期、11期 ◯林、◯原
M15 不器用太陽 / 熊崎、青海、日高、菅原 
M16 12月のカンガルー / ◯谷
M17 コケティッシュ渋滞中 / ◯江籠、◯野村 
M18 前のめり / ◯中野 
M19 チキンLINE / ◯菅原 
M20 金の愛、銀の愛 / ◯日高 
M21 意外にマンゴー / ◯太田 
M22 無意識の色 / ◯原 
M23 いきなりパンチライン / ◯末永 
M24 Stand by you / ◯佐藤 
M25 FRUSTRATION / ◯松本 
M26 ソーユートコあるよね? / ◯髙畑◯熊崎、ゲスト:DA PUMP KENZO、TOMO、U-YEAH 
M27 恋落ちフラグ / ◯青海 
M28 あの頃の君を見つけた / ◯林 
M29 心にFlower / ◯林 
MC 
M30 絶対インスピレーション / ◯青海  ゲスト: avex Royalbrats
M31 片想いフォーエバー / ◯中野 
M32 New Ager / ◯原 
M33 私の時計 / 林 
M34 I love AICHI / ゲスト:TEAM SHACHI 
MC 
M35 狼とプライド / 荒井、伊藤
M36 バナナ革命 / チームE ◯末永
M37 重力シンパシー / チームE ◯熊崎
M38 誰かの耳 / チームKII ◯江籠 
M39 DA DA マシンガン / チームKII ◯江籠
M40 愛を君に、愛を僕に / チームS ◯青海、野村
M41 頼りは翼だけだ / チームS ◯青海、野村 ゲスト:DJ KOO 
M42 チャイムはLOVE SONG / 11期研究生 
MC 
M43 Gonna Jump / ALL ◯熊崎
M44 ピノキオ軍 / ALL  ◯熊崎、林
M45 SKE48 / ALL 
M46 今日までのこと、これからのこと 
本編終了 
EN1 SKEフェスティバル 
EN2 恋を語る詩人になれなくて ◯青海
EN3 仲間の歌 

EN4 僕は知っている ◯江籠