リコーダー奏者の本村さんが最近次のようにつぶやかれていた。
「ボロボロなまま通し練習ばかりやっているとボロボロが固定されてしまうので、練習時間が限られるなら、狭い範囲で完成度高める方向の方が良いと思います。
20:38 - 2018年5月23日」
これは本当にそうで,学オケの指導に行っていた時に,ともかく弾いているつもりになっている学生が多いから
「そこゆっくり弾いて」
と言ったら,驚くことに
「ゆっくりだと弾けません」
と言う。
「ゆっくりで弾けないフレーズが速く弾けるはずがないでしょ?」
という謎のやり取りをしてゆっくり弾かせたら,案の定妙な感じで弾けていないので,ゆっくりで徹底して繰り返させた。
(それで嫌われて呼ばれなくなったかもしれない…)
自分としてはリコーダーにしてもバロック・ギターにしても,そうしないように気を付けているつもりだけど,つい通し練習をしてしまうことがあることを改めて反省。
今日は改めて意を決して,7/8の《笛の楽園》でうまくいっていないフレーズに限定して練習。
しかも職場の少し離れた小部屋で短く。
通しではなくて指回りが悪いところをゆっくり丁寧に。 こういう短い要点を絞った練習は集中してできる。
あとは,合わせ予定のBaldwineのDuoとMorleyのFantasia2曲。
バロック・ギターは,今日は「遅番」出勤のために出勤前に。
6/23「音楽の日」で演奏するデュオとCorbetta歌曲の詰まり気味のところに絞って,特に左手の運指をともかく確認。
テオルボは,これからしばらく440Hzなのでまずは上げて,調弦は4度純正でフレッティングは平均律に。
10月末に歌の方と小さなコンサートをすることになりそうで,撥弦のソロはバロック・ギターの予定だけどテオルボのソロ曲のレパートリーもそろそろ必要かと思って,とっても久しぶりにソロ曲の練習。
テオルボ弾き始めのころにいくつかソロ曲を練習していて,その時はジェットコースターに乗せられている感じでしか弾けなかったけど,今はもう少し主体的に弾けるようになったのは我ながらありがたい。
それにしても低音バス弦の表記の仕方に慣れなくては…。
そして,そろそろ7/8の告知を。
〜〜〜〜 お知らせ 〜〜〜〜
第14回 音楽文化論特別講義2018
ファン・エイク《笛の楽園》
全143曲演奏の試み (2)
〜17世紀の盲目のリコーダー吹きが遺し,教会の中庭で奏でた変奏の数々〜
日時 2018年7月8日(日) 15時開演
(開場14時30分。終演予定17時)
会場 京都産業大学神山ホール大ホール
〒603-8555 京都市北区上賀茂本山
アクセス https://www.kyoto-su.ac.jp/access.html
入場料 無料
曲目(予定)
J.ファン・エイク (1590頃-1657)
《笛の楽園 第1巻》(1649 2nd ver) より
〈オナンまたはタンネケン〉〈空威張り〉〈英国の夜鳴き鴬〉〈フランスのバレ〉〈ファンタジアとエコー〉〈我が恋人シレ〉〈詩篇68(神よ。立ち上がってください)〉他
G.B.リッチョ カンツォン
G.フレスコバルディ カンツォン
出演
竹内 茂夫
(エイク・リコーダー。文化学部教授)
三島 郁
(鍵盤通奏低音。音楽学。友情出演)
主催 竹内 茂夫(音楽文化論および「笛ゼミ」他担当)
後援・協力 京都産業大学文化学部
問合先 竹内 茂夫 atake(あっと)cc.kyoto-su.ac.jp