今日は自分としては久しぶりの古楽講習会。
今回はダンスも踊るみたいなので,室内履きも持参。

ダンスの方も来られていて、曲のイタリア語の文にステップが書いてあるのを踊ってくださるのはとても参考になる。

着いたら太郎先生がイングリッシュ・フラジオレットを吹いて色々話しておられたので,吹かせて頂く。

レッスンは,まずはリュートのKさんから。
エスパニョレータやラクリメ(結局パヴァーヌ)なので,ダンスも一緒に。
ダンスと一緒だと演奏も変わってくるのを目の当たりにした。

次が自分。
「Corbettaのこの曲集をやる人は滅多にいない。
僕もレッスンするのは2人目」
らしい,ラスゲアード集。
まず,中に隠れている特に内声の旋律がいかに意識できるか。
また,装飾された不協和音一杯の変奏はやはり難しいけど,全部の弦を弾いた方が良いというのがわかった。
あと,あえてダウンの連続が書いてあるフレーズで様々なダウンが弾けるか。
ラスゲアードをいかに多彩にできるか((基本は指4本,あとはレピッコなども)。
そして「こう弾くというのを見せない」というのも,通奏低音講座で言われていること。
診ていただいた曲は5曲から成る曲で
「コンサートで弾ける曲」
とのことだったけど,まさに7/8のために持ってきた曲なので,さもありなん。

それから湖が見えるところに上がって,お茶の時間。


休憩後にセッション。
エスパニョレータを色んな編成で,ダンスに合わせて。
バロック・ギターでダンスの伴奏をするのは最近ちょくちょくやっているけど,ダンスに様々なステップがあるので,それを見て演奏するのは本当に楽しい。


それから,実際に踊るということで,メヌエットを簡略化したステップを。
メヌエットを踊ったことがあるのは自分だけ(もう1人の参加者も踊っているはずだけど…)。
「1拍目でともかく伸び上がって」
「4歩で進んで」
というのはわかりやすく,「3拍子2つ6拍で」と言うと演奏をしている人は6拍で取ろうとするから,4歩で進むということに限定した方が良さそう。
1拍目が,よくある音楽の指導や指揮のように落ちるのではなくて伸び上がるというのは,指導のTさんも「衝撃だった」と言われていたけど,今日の皆さんもそうだった模様。

そして,コントルダンスをメヌエット簡略ステップで。
パートナー同士,前後,8の字で,輪になって,というのを一通りやってみたけど,何とか最後までたどり着けた。
その舞踏譜を持ってこられていたので,何年の?と伺ったら「1706年」ということだったけど,帰宅して調べたら1708年のではないかと。

それから,ビウエラのSさんの長いレッスン。
ビウエラの曲は「1つの理想形」ということで,当時のルネサンスの宗教声楽曲やJosquinの編曲もあるし,それゆえにとても難しいとのこと。
一番注目したのは,楽器のセッティングとやはり右手のタッチ。
バロック・ギターでもそうだけど,結局は右手でいかに弾弦するかが勝負。


終わってから打ち上げは,今日はY氏のお宅で
おいしい料理をいただいた♪