バロック・ギターで久しぶりにSanzを弾いている。

バロック・ギターを弾き始めて,あるCDを聴いて「弾いてみたい!」と思った曲がSanzの曲。

ただ,こういう時には,音源の通りに弾こうと思ってしまうので,あまり良い結果にはならなかったし,実際講習会でもボロボロだった。

でも音源に入っていない曲を練習して次の講習会で弾いたら,えらく誉められた。

やはり何かの真似ではなくて,自分で考えて弾いた方が良い結果になる。

それでも,楽譜の見え方が全く違ってきていて,特に撥弦楽器の専門家の先生の通奏低音講座に出ていて,撥弦楽器だけではなく楽器全般のフレージングについてもアドバイスがあるので,それでバロック・ギターの弾き方も急速に変えている。

でもそのお陰で,今までちゃんと見えてなかったフレーズや音の方向性が見えてきて,難しい曲でも弾くのが楽しくなってきた。

17世紀の他の曲にはあまり書かれていないけど,バロック・ギターではタブラチュアのせいかノン・ムジュレでなければ書かれている小節線に縛られた弾き方をしていたことを今思う。

これはリコーダーのレッスンでも折々に言われてきたことで,いくらかはやっていたけど最近では割と徹底的にフレージングを直している。

ただ,先生によって言われることが若干違うので,落とし所をちょっと探りたい気もする。

リコーダーのレッスンもまたそのうち受ける予定。

キタローネは,初見の楽譜を見て,それに応じてふさわしい和音をパッと押さえるのがまだまだ。
道は遠い。