昨日のEMCの集いでは,多い時は低音撥弦楽器が3つ,それに低音擦弦楽器が1つという編成。
弾いている時にも,ベースラインだけ多いなぁという印象で,これは和音が足らないなぁと…と思っていたら,案の定先生にも
「ガンバのようにベースラインを弾く楽器があれば,撥弦楽器は和音を弾いた方が良い」
と言われた。
これは初期バロックとか後期でもドイツ・バロックならできそうな感じだけど,数字の多いフレンチだとベースラインに高音も多いし,結構しんどいというかかなりよくポジションを考えないと弾けない。
Handelでも似たようなことはある。
CouperinのLeçons de ténèbresと17世紀とはいえフレンチだから,数字がとても多いしテノール記号だけではなくてアルト記号で書かれるような高音のベースラインも出てくる。
編成にオルガンとガンバがあって,キタローネとしては和音を効果的にかき鳴らす役目になるから,ベースライン上の和音をしっかり考えておかないといけない。
それを思うと,来年予定の公演といえど,相当早めに準備して,しかも練習もしないといけない。
今日もちょっと弾いてみたけど,やはりパッとはできないから,楽譜を起さないと。
キタローネのソロ曲も,そろそろ別の曲を弾いてみたいと思ってPiccininiをちょっとやってみたけど…これは勝手が違うというか難しい。
リコーダーは,今日はS. Rossi,Fontanaはちょっと思い立って第2番を吹いたけど,確かに難しいけど音の方向性ともしイタリア語の歌詞を付けたら?と思ってやってみるとそれなりに吹ける。
Carulliを音程がより安定しているF管で吹いてみたけど…やはり指が難しい。
バロック・ギターはいつものCorbetta2つとBartolottiの他に,de Murciaの舞曲を。
舞踏譜の方に則して弾こうと思うと,想像以上に難しい。