これもFacebookでのやりとりから自分の書き込みを抜粋・編集。

大発表会の全体合奏で演奏するLully: Passacaille, Armideの通奏低音をバロック・ギターで弾いてみる。
合宿で一番最初に弾いてみたのと,キタローネでの通奏低音をずっと練習したあとで弾いてみた今では,和声の理解とか実際に弾く音とか色んなことが違っていた。

 

3小節目の7thは,ほぼ一貫して入っているので,これは弾かないと!
ただ,バリエーションとして 
E♭ E♭6+11 E♭6+11 
とか 
E♭△7 E♭6 E♭ 
というのがあって,一筋縄ではいかないな〜さすがLully!
 
2小節目のDmはもしF6にするなら,最初のGmを3フレットセーハにして,4コースを 5->3->1->0 とズラしていくと結構楽で効果的かも。
ただこの押さえ方だと5コースは,1,3小節で弾かないようにしないと。
 
Cm9はCmの♭eと9のdがぶつかるので,それがメランコリックでかつ気持ち良い。フレンチって感じがする。
 
ただ,特にレシの中間からあとは,Cmの変種というよりはE♭の変形(E♭6,E♭)ととった方が良い箇所も多い。
 
バロック・ギターであのベースラインを追うことは不可能なので,和音の変化をいかに聞かせられるか。
 
前に画像まで貼ったのとは全く違う押さえ方に(汗)。 
一通り弾いてみてその流れからこの押さえ方と響きの方が良いかなぁと思ったのと,数字にかなり忠実に和音を付けてみたので,たぶん定型で押さえている箇所はとても少なくなった。
 
3小節目の  
7 -> 6  
は,結局上から 
33311(1セーハ) 
31311(1セーハ) 
で弾いている。
 
そうすると,ラスゲアードで全部の弦が弾けるし,4小節目で  
64 -> #  
の時に,そのまま人差指だけ離して 
3330- 
23200 に
移行しやすいことがわかった。
バロックギターはE♭(アルファベートで M)を押さえるのがとてもよく出てきて 
34311(1セーハ) 
が標準なので,左手の指を広げるようにして押さえられるようにしておいた方が良い。
 
最初は全然押さえられなくて苦労したけど,本当によく出てきてアルファベートでもMが割り当てられていて,そのまま7フレットまで移動して使う基本コードの1つですし,ラスゲアードだと逃げられないから。