低音が足らない。

 

Bartolottiは5コースの低音から順に上がって行くような音型があるから,5コースにブルドンがない「フランス調弦」(semi re-entrant。e' bb gg dd' aa)だといきなりオクターヴ高くなってしまう。

 

こればかりはどうにもならないから,Bartolottiなど一部のイタリア曲を弾くならブルドンを張って「イタリア調弦」(e' bb gg dd' Aa。写真)で弾かないと。

 

ただ,それを張るとラスゲアードが重くなるのと,Sanzやおそらくde Murciaのように「スペイン調弦」(re-entrant。e' bb gg d'd' aa)を想定している曲だと,響きが重過ぎるし,カンパネッラ奏法があまり効果的に聞こえなくもなる。

 

本当に悩ましい。

 

けど今の生ガットの響きは本当に楽しくて飽きない。

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さて,今日の電車通勤の行き帰りは,11/26に歌うPraetorius, Schein, Schützのドイツ語とラテン語と格闘。
結構時間がかかったけど,お陰で内容とそれについている音型や和声がよりわかって良かった。

リコーダーの練習は,久しぶりに中世ソプラノで。

 

11/26はエイク440で吹こうかと思っていたけど,考えてみれば去年は中世ソプラノで吹いたし,今年も試してみる価値はありそう。

去年よりは出番も多いし,使い分けても良いかも。

 

バロック・ギターは結構色々。

Bartolottiは難しいけど(フランス調弦だし)気楽に弾いた方が結構弾ける。

Rés F 844は今日のページは楽しいけど間違い多し,

Roncalliは楽しい!

de Murciaは美しい,

Corbettaのラスゲアードの曲は「*」付きのアルファベート(コードネーム)ばかりで確認しながらだけど,メロディが常に1コースばかりとは限らないというなかなか凝った感じ。

最後に,Corbettaの「組曲」を。

 

繰り返しだけど,生ガットの響きは本当に良い。