アンスティチュ・フランセでのバロック・ギターの短い本番だん。
なので,好きなように練習。
まずはフランスの写本とde Murciaの続き。

フランスの写本は拍が合わない気がする。
少しずつ間違いが出てきているような気がするのは気のせいか…。

Bartolottiの別の「組曲」をやってみたくて,Tyler and Sparks本で取り上げられている「印象的な」「E」の組曲にトライ。
長~いプレリュードを弾き始めたものの…難しい!
しかも長いので,途中で挫折(泣)。

なので,もう一つの「E」の組曲にトライ。
こちらの方がまだ弾ける。
そして「C」の組曲を弾き込んだせいか,それにはない2曲が最後に付いているものの,全体の流れも前回練習した時よりもはるかによくわかって面白い。

そして,弾かないつもりの「C」も一通り。
プレリュードはちょっと解釈が変わったし,アルマンドとクラントは油断すると指がちゃんといかないから,無意識でも指がいくくらいにはまだまだ弾き込まないと。

あとは懸案のCorbetta 1674《王のギター》の中のバロック・ギター・デュオ。
1と2では曲目が違う…?と思ったら,途中からデュオっぽい。
なら1の前半は何だろう…。
それはともかく,サラバンドだけ弾いてみる。
2の方は易しくはないけどよくわかる。
1の方は何とも不思議な音を使っていて,合っているのかどうかがわからない。
ちょっと色々調べてみないと。


リコーダーもR. Rognoniのディミニューション,7/17と18のテナーを使う曲の要点を一通り。
自分でも吹き方が変わってきてるなぁと思う。

日曜日は,毎年恒例になりつつある「ハモリ隊」で今回は6声12人でWeelkesのGloria。
ラテン語-英語-ラテン語で書かれていて,しかもとても特徴的な和声が使われていたりして,本当に面白いアンセムだった。
今回はバスで,もうお一人がとてもしっかりした方だったので,その歌に乗っかってとてもリラックスして歌うことができた。

後奏というか本当に一番最後にリコーダー・デュオでTelemannのTWV40:106第2楽章プレストを。
デュオ集の中で快活ながら難し過ぎない楽章を。

両方ともその前に集まっての合わせを。

終わってみて,これだけ歌える方々だったらまだまだもっと色んなところをブラッシュアップできる気がした。

その後,Telemannのデュオを結構吹きまくり。
このところそもそもバロック・リコーダーも後期バロックのレパートリーも吹いていなかったけど,このデュオ集は本当に面白い。
そして久しぶりに吹いてみて,楽譜やフレーズの見え方が違っていて,表現の仕方が変わったことも感じる。
たぶんこれは19世紀の曲を19世紀の達人の方と合わせて色々勉強させて頂いて,
「音型勝負」
というのとしばらく格闘した成果だと思う。
19世紀のCarulliは少し古典的な書き方をしているので,Telemannの先進的な音楽は結構近いものを感じるし,このデュオ集も本当に音型勝負がちりばめられている。

その後に,西洋中世古楽会の3時間にわたる素晴らしいコンサート!

充実した音の2日間だった。