昨日,土曜のBCJの教会カンタータ定期の予習のためにBachのカンタータの楽譜棚を漁っていたら,楽譜集の金属リングで右手親指を刺してしまった。

昨日は絆創膏を貼って無理矢理練習したけど,まったく望む音は出ないし,その分無理をしたので右腕などが妙な疲れ方をしている。

そのことをSNSでつぶやいたら,早速お返事が。
「水絆創膏を使うといいよ」
ということで,以前もアコギを弾いていた時に,本番の前日だったかに弦を替えていて,左手人差指の先端を刺してしまって,ソロなどもあるのにどうしよう…と途方に暮れていた時に,メンバーが水絆創膏を持っていて,それを付けたところ何とか弾けるようになって,無事本番を終えたことがあった。

今回も仕事帰りに大きな駅前のドラッグストアで購入。

場所がわからなくて店員さんに
「水絆創膏ありますか?」
ときいたら
「どんな絆創膏でしょう?」
と返されたので
「液体かジェル状の…」
と言ったら,若い人だったけど今でもこうするのかというまさにハタと手を打って,すぐに案内してくれた。

それにしても大きな駅前だったためか,中国から爆買いに来ているらしく,店内に中国語の看板があるだけでなく,中国人で日本語がしゃべれる店員さんも配置していて,すっかり慣れているなという感じ。

ともかく,帰宅してそれを付けて弾いてみる。
最初は使わないようにラスゲアードの練習をして,それから恐る恐るいつもの曲を弾いてみると,まったく痛くもなく,違和感もほとんどなく通常通り弾ける!

ということで,ラスゲアードの追加練習に加えて,結局ほぼいつも通りの通り,Bartolotti, Corbetta, de Murcia, フランスの写本を弾いてしまった。

ただ,右手は決して無理しなかったから,かえって力が抜けて良い結果だったような気がする。


リコーダーは短く気持ち良く。

R. Rognoniのディミニューションは,いつもはガナッシG466で練習しているけど,新しいガナッシG440の慣らしがまだまだなのでそちらで練習,この笛の一番良い音がまだまだ引き出せていない気がする。

ガナッシ・テナーは,いつものFontanaとBuonamenteの要点をやった後,de Selmaの続き,エイクからテナーに持ち替えるだけでまったく違う。

最後にPandolfi Mealliをエイクで,ガナッシよりは全然吹きやすいけど,指回りの難しいところはかなり丁寧に練習しないと。
中期バロックになると,ヴァイオリンを想定している曲だとよりヴァイオリンらしさが出てくるから,リコーダーではかなり大変。
もちろん初期バロックでもMariniだとヴァイオリンでしか弾けない曲も既にたくさんある。

短いながらも良い気分転換になった。