5月の名古屋バロック音楽協会例会で弾く曲も決めないといけないけど,その前の連休のミュージック・キャンプではリコーダーとバロック・ギターの無伴奏ソロのコンサートを依頼されているので,その選曲もしなくては(汗)。

リコーダーは,年に1~2回,120分とか90分とか60分とかの無伴奏ソロを依頼されることがあるのでそれなりのセットが出来ているから,曲の入れ替えと練習さえすれば大枠は大丈夫だけど,バロック・ギターはまだそれが出来ていない(汗)。

良い機会だから作りたいけど,新年度始まる直前に気がついた今,ゆっくり作っている時間はなさそう。

去年の夏のバロック・ダンスの発表会からフォリアを色々と集中的に弾いているから,今回はそれを軸にプログラムを組もうか。

フォリアと言っても,再三書いているように,Corelliなどでよく知られているのは「後期型」で,それとはまったく違う100年ほど前の「前期型」があるし,その中間のような「中期型」を設定するケースもある。

1つの曲集に両方の型のフォリアが「イタリアの」「スペインの」として入っていることもあるから,面白い。

今日はそれらを,通常の練習以外に結構弾いてしまった。

Sanzは1つ,Barolottiも1つ,Le Cocq / de Castillionも1つ。
de Murciaは3つのうち2つ,Corbettaに至ってはラスゲアードだけを除いても4つあってそのうち3つを。
調はト短調かニ短調(1つだけハ短調がある)だけど,どれも相当違う。
特に,同じ作者が同じ曲集の中に収めているフォリアの違いは何たることか!

とはいえ,あまり「お勉強」になるのも何だから,見た目としても「おおっ!」と思って頂けるような曲は用意しておこう。

そして,そのうちの1~2曲を名古屋で弾こう。

相当長い練習になってしまった(汗)。


リコーダーはいつもの通り,17世紀と19世紀w
van Eyckは2つめのラクリメの前まで。
Carulliでのフラウト・イタリアーノはともかく少ない息でも美しい第3オクターヴを出してそれを笛に覚えさせないと。