普段の練習で,1曲だけを繰り返し練習することは,まずない。
そんなことをすると,まず飽きてしまう。

もちろん技術的にクリアしないといけない部分は,ゆっくりにしたり,それでダメなら2音だけ取り出したり,リコーダーならタンギングをしないでスラーで練習したり,バロック・ギターなら右手だけあるいは左手だけで練習したり(これはリコーダーでもする),ということをして,吹ける(弾ける)ようにあれこれする。

あと,練習する時,特にバロック・ギターでは,弾けても弾けなくても曲集をともかく1冊やることにしている。
最初は弾けなくても,弾いているうちにその人のクセが色々わかってきて,2巡目の時には結構弾けるようになる。

リコーダーでも同じことをやるようにしているけど,どうしても本番がちょくちょくある関係で,プログラムとして考えている曲をやることが多い。
特に90分とか120分とか無伴奏ソロの本番が控えていると,その練習で手一杯になる。

それでも,van Eyckの《笛の楽園》は143曲を5巡ほどやって,まだまだ吹けない曲もたくさんあるけど,大体こういう感じかというのはつかめたかなとは思う。

読書と同じで,多読と精読と両方すると,楽器などの練習も効果的かなと思っている。

リコーダーは今日は19世紀から。

Molinoの続き,難しい!
Carulliの手持ちの曲と違って,横笛やヴァイオリンの音域をフルに使っているので,リコーダーではとても辛いけど,こういう世界か~というのが味わえる。

その後で,吹き慣れたCarulliに戻ると,見通しがより良いと感じられて非常に吹きやすい。


バロック・ギターは,このところの定番のみ。
Sadivar Codexも終盤,音の使い方が面白い。
Bartolottiは面白いけど難しいコッレンテのみ,こればっかりは1ページ1曲が限界(泣)。
La guitarre royalleは,好きなニ長調の組曲に。


今日は,三木楽器のリコーダーフェアをちょっとのぞく。
行くのに結構手間取って,会場に付いたらM子さんとK代さんがちょうど帰られるところ。
とはいえ一瞬でもごあいさつできて良かった。

あとは,例によってルネサンスと初期バロックのモデルばかりを試奏。
左手にあったお世話になっている石舘さんのガナッシG466と440,F440?を楽しく試奏。
ヴォイス・フルート(D管テナー)もちょっと吹いてみる。

右奥には,これまたお世話になっている鈴木楽器の徳永さんのガナッシC440?とG466を試奏,自分の持っているG管とはかなり変化している。
そしてメックのルネサンスや,モーレンハウエルのキンゼカーも。
本当にどれもキャラクターが違って面白い。

写真を撮り忘れたので,三木楽器のTwitterにリンク。

帰りは,JRの橋桁にぶつかったトラック野郎のせいで,大阪で乗って待たされ,乗換駅で乗って待たされ,予定より30分遅れての帰宅。
乗換駅では接続を3本も取って,出発をすごく待たされた。
どちらも座れたからよ買ったものの,立ちっ放しだったらかなりの披露だったと予想。

そのトラックの運転手は,自分の積み荷の高さもわからないらしい。