教会の新しい建物の音響の機材選定から接続まで担当していて,今日が引越の日。

ある程度は先日の荷詰めの時に先行してやっていたけど,今日はちょっと追加。

本当はモニターを付ける予定でそのように設置したけど,以前の建物のスピーカーを移設しようとして外してみたものの,かなり古くて薄汚れているし,ちゃんと付くのかということもわからなかったので,新しくて安いのを探すことに。

その代わりに,モニターで使おうと思っていた簡易システムを使うことに。
色は合わないけどスタンドもあるしから,ある程度遠くに飛ばすのも問題ない。

ただ,これだけ色々とPAをいじるのは久しぶりだったから,ちょっとレベル設定を間違えてハウったりしたけど,それもご愛嬌。
原因は突き止めて対処できたので,大丈夫だろう。


もう1つ,Macからプロジェクタ2つに出力するので,1つは距離があるのでワイヤレスで飛ばそうと思ったけど,ワイヤレスHDMIがうまく働かない。
送受信機を近づけても再ペアレントしてもダメ。
けど,全体に画面の大きさが小さくなるし,これは必須なので,何とかするべく対策を試みる。

セットアップした写真は撮り忘れた(汗)。

そんなこんなで労働したので,とても疲れたけど,だからこそ楽器の練習でリフレッシュ!

バロック・ギターはほぼいつも通り。

レピッコの練習。
Corbettaのラスゲアードは易しい方。
Corbettaの〈王のギター〉はやっと追いついた。

le Cocqはガヴォット。前回はこれが一番わからなかったけど,ダンスの方と以前ご一緒して,そんなに速くないことを体感したし,実際バロック・ギターの曲だとそんなに速く弾けないフレーズ。

de Murciaはフォリアが終わる。

Guerauは第4番の続き。
とりわけ2声が入れ替わり動く部分が,身体の中の何かが動くという感じがたまらない。
和音楽器の面白さをとっても感じる。


リコーダーは無伴奏ソロ曲だけ。

van Eyckは本当に終盤だけど,本当に久しぶりに〈天にまします我らの父を〉を。
明日亡くなった方の記念会に出る予定で,頼まれてはいないけど何かスピーチが回ってくるようであればリコーダーを吹こうと思って,選曲をちょっと考えた上でこの曲に。

そして,ガナッシ・テナーもとっても久しぶり。
普段ほとんどソプラノしか吹いていないから,やはり大きい(笑)。
短い右手の小指をしっかり押さえなくてはという感じ。

同じ曲を平尾エイクで吹くと,さすがに楽。

その他世俗曲を2ページ。
あと1回で《笛の楽園》3巡目が終わる!
我ながら,よーやる…。

Dalla Casaも続き。
思うところがあって,ガナッシGだけでなく平尾エイク442でも。
平尾エイクだといわゆるアルト読みをすることになるけど,ソプラノ譜表で書いてある曲だからちょっと考えないと正しい音を吹いているかがわからなくなる(汗)。

Bassanoは第2番。
コンパクトながら高音多発で32分音符もあるけど,よくまとまった曲だなぁと改めて思う。

このプサルテリーという楽器,プサルテリオンというギリシア語で旧約聖書の七十人訳
にも登場。
最もこれと同じかどうかは微妙だけど,ダニエル書で「三角琴」と訳される楽器はこんな感じなのかもしれない。

多弦楽器はチューニングが大変で,平均律なんて訓練をしていなければチューナーを使ったりしない限りとんでもなくて,ピタゴラスもしくは純正律で調弦することになる(ミーントーンや快適音律でも良いんだけど)。
これをあえてそうではなくて,アラブ音階風にザルザルの3度を使うと格段に面白い!
ザルザルの3度こそまさに真ん中を取った音程なのだし。