人は金に集まる事業に成功すれば周囲に沢山の人が集まります。四国のある大製薬会社の創始者が体調を崩して入院していた時に、付き添いの婦人につぶやいた言葉は「人は私に寄ってくるのではなく、私のお金集まって来ているのだよ」と。これは、連日の見舞い客の多さについて、核心をついた評価を述べたものです。その人は知っているからこそ億万長者になれたのです。お金がなくても人の集まる人物に成りたかったのかも知れない。金だけでない高尚な人生に憧れていたのだろう。
起業は億万長者を保証する起業が成功すれば、生涯通貨資金は億万円ははるかに超える。この資金をどのようにして有効に生かして行くか。これが事業の最大の目的になる。事業の目的が蓄財であれば億万長者は不可能ではない。しかし、それだけで幸せだろうか。お金と幸せは同義語と言う人もいるが、果たしてそうだろうか。いづれにしても、事業は継続しないと目的は達成しない。継続が第一条件だ。その方法は難しくはない。
自叙伝を読む事業達成への手助けとなるもの。それは自叙伝を読むに限る。実業家や政治家、芸術家がどのような人生を辿ったかを知ることが出来る。生き方のお手本を探したり、事業の進め方を習うために最適の方法だろう。実業家でお勧めする人物は、出光佐三氏だ。氏は企業人の支えになる一人として推薦したい。実業家は必須だが、芸術家も政治家も見落としてはいけない。自分の器を大きくし、高尚な人生を築くためにも必要だ。
一国一城の主となるあなたが男であっても女であってもサラリーマン生活は10年で卒業しよう。10年の間は勿論企業のために尽くさなければいけません。その期間に独立の備えがいります。備えといっても、知識を蓄え、風貌をつくり、人間性を高めること。そこでいよいよ前途洋々の出発となります。社長、それは自己完結の爽快感を覚えることです。