この考察が終わったら、もう振り返るのはやめよう。これだと思うワインをもう一度グラスに注いでみる。赤ワインは対照的。しかし白ワインを振り返った時、わからなくなった。自分が大きなミスをしたことも気づいた。①のワイン 澄んだ輝きのあるレモンイエロー。色は淡くはない。香りがとりにくい。柑橘系やレモン、かなり直線的な酸が口中を突き抜けてくる。酸が豊かな品種。かなり冷涼な気候で育った葡萄だと思った。海からは遠い山の中の風景がみえる。白ワインはグラスの中で温度が変わると違う表情をみせる。だから早めに判断しよう。
フランス ソーヴィニヨンブラン 2021年 ロワール サンセール
②のワイン 外観は①のワインとある程度似ているように思えた。香りがある。特徴的な香り。ここでわたしは大きなトラップにかかった。手順を大きくはずれ、品種を探しにいってしまう。アロマティック品種 ミュスカ、ゲヴュルツ、トロンテス、ヴィオニエ。イタリアのモスカートビアンコかと思ったけど、アルゼンチンのトロンテスのようにも感じる。全然わからなくなった。
野球でピンチになりどこに投げていいかわからない投手のように脈略のない答えを書いてしまった。フランス ミュスカデ 2021年 ロワール セーヴル エ メーヌ
終わった。また1からやりなおそう。