気になることがあれば、行きたくなるのが人情というものです。
「ねぶた祭りはどこでやっているのですか?」
その人は、青森でねぶた祭りをやっているということは知っているのですが、詳細に青森のどこで開催されているということは知りませんでした。早速観光協会に電話をかけます。
「ねぶたでしょうか、ねぷたでしょうか」
そこでまた閉口してしまうのです。
判断の分かれるちょっとした政治に関する話題になった時、必ずこういうことを言う方がいます。
「国民的議論が尽くされていない」
非常に使い古された言葉だと思うのですが、生まれてこの方「国民的議論」に参加したことがないのです。しかし「偉い」人がいうセリフですから、どこかでやっているのに違いがありません。
「国民的議論はどこでやっているのですか?」
やはり問い合わせないことには参加すらできません。
「そうですね、深夜にテレビでやっているあれですね」