肯定するという作業は、否定をするそれに比べると何かにつけて大変です。それが自分に都合の悪いこととなると、たいていの人は否定から入るものです。
「ちょっと、それは認められないよ」
いや残念なことに、事実は間違いなく自分に都合の悪いことを示しているのですが、それを認めてしまうととてつもない敗北感におそわれるのです。
「だから違うんだって!」
日々こうした会話がどこかで行われています。
そしてこの季節になると、決まってこういう人が出てくるのです。
「花粉症のわけないじゃん」
しかし残念なことに、目は痒そうで、鼻はいつもかんでいるし、更には仕事中ぼーっとしている光景をよく見てしまっているので、その人に耳鼻科に行ってくることを勧めるのです。
「だから花粉症じゃないんだよ!」
気が付くと私の周りには、こういう人が多くいるのです。
負けたくないんだろうな。。。