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ようやく、
児相①の私達の担当者から電話がありました。
「やっと実母と話し合いをする事が出来ました。ただ、実母は精神的に不安定であまり突っ込んだ話をする事は出来なかったみたいです。」
と。
今までこのブログでは、実母の情報は一切出さないようにしてきました。今後も実母が特定されるような個人情報を書くつもりはありません。
ですが、今回の要因や私の思いを綴る上で一つだけ実母の情報を書くことにいたします。
実母さんには坊以外にも子どもがいます。ここでは坊兄くんと呼ばせて頂きます。
坊兄くんは実母と一緒に暮らしていて、父親に認知され養育費ももらえています。
今回、連絡の取れない実母が無事だと分かっていたのは、坊兄くんがいつも通りの生活をしていた事からです。そして、児相②がようやく実母と会えたのも、坊兄くんを迎えに来るのを隠れて見張っていたからです。
実母が坊の外泊予定日に迎えに来なかった理由として、児相から説明されたのは「坊兄くんの育てにくさを感じ、育児に悩んで精神的に辛くなったから。」と言うことでした。
そして、一番大事なこと。
「実母は坊くんを引き取りたい気持ちに変わりはないそうです。ただ、今は坊兄くんのこともあるので今年度は難しいかと思っています。」
話を聞いて、色々と思うところはありました。
理由としては理解できるが、それでも、なぜ連絡を無視し続けたのか?児相や私達、坊に対して余りにも不誠実では無いか。
「実母は精神的に不安定なので、あまり攻めるような事は聞けていないみたいです。」
と言われれば、グッと堪えるしかありませんでした。
里親や特別養子縁組の研修を受けたことのある方は勉強されたかと思いますが、子どもは養育者が替わると『試し行動』をします。
自分への愛情を試すために、この人は自分を捨てないか、何処までなら許されるのか確かめるため。わざと飲み物をこぼしたり、癇癪を起こしたり、噛んでみたり、とにかく大人が困ることをしてきます。
私が研修で言われたのは「とにかく受け入れてあげて下さい。叱責するのでは無く、認めてあげて下さい。」と学びました。
それは簡単に思えますが、本当に、本当に大変で。私は一時保護のK君で経験しましたが、とにかく対応に困りました。
足を噛まれたとき「どうしたの?構って欲しかったのかな?そかそか、分かったよ。」とその場では認めます。そして落ち着いてから「噛まれるとね、すごく痛いんだよ。」と伝えていました。
本当は飛び上がるくらい痛かったです。大声で「痛いよ!噛むのはだめ!」と叱りそうでした。毎日、そんな事の繰り返しです。
夏に、坊の引き取り希望を聞いた際に「実母さんには試し行動については説明してますか?」と児相に確認しました。「それなりには伝えています」と返事を聞いた覚えがあります。
今回も「坊兄くんについて私は何も知りませんが、坊を引き取るつもりなら、その後の試し行動とか凄く大変ですよね?正直、実母には不安しか抱けない。」と伝えました。
その直後、児相から言われた言葉で私はこれ以上、何か言うのをやめました。
「そう感じるのはもっともだと思います。今は実母も不安定なので。ただ実母は『坊くんは里親さんの家での生活を』と希望しています。」
もし、今、実母が
『坊くんを施設に移してほしい』
そう希望すれば、私達は坊をすぐにでも失う立場です。それを突き付けられた気分でした。
産まれてすぐの時から育ててきた里親。そんなものは、血の繋がった母親の一言で、簡単に失う立場なのだと。