6月21日の夏至の日に探偵!スクープの収録があった。この収録は美女たちと出会いもあり楽しい一日となった。

 1本目の顧問として相武紗季さんが来た。恥ずかしながらが相武紗季さんがこんなに美しい人とはこれまで認識していなかった。それは衝撃だった。彼女が控室に一歩足を踏み入れた瞬間、辺りが闇となりそこに一条の美しい光が放たれ、気が付くと私の目はその美しい女性に釘付けになっていた。生・相武紗季がこんなに魅力的だとは想像していず強い衝撃を受けた。そして彼女は輝くばかりの魅力を身に纏いながらテーブルの私の向かいの席に座った。大きなきらきら輝く瞳が矢のように飛んでくる。挨拶は快活でテンポ良い。私の心臓は一気に鷲掴みにされ、なんだこれ!と身が縮まった。世の中にはなぜこのように魅力的な美人がいるだ?と心の中に疑問が湧く。彼女のような美女の微笑みに出会うと心がときめく。生きていて良かったと思う瞬間だ。この世の中は苦しみが多いが、美人と出会うとオアシスが湧きだし乾いた心が癒される。ヤッター!と心の中で叫ぶ。このような気持ちになるのは私だけじゃない。男女に限らず人間は皆そうではないか?全員とはいわないがかなり多くの人がそう思うのだろう。

 時間が刻み、生相武紗季さんが私の向かいに座った。誰も言葉を発せず一瞬の沈黙となった。その沈黙に耐えられず私は「夏の高校野球の高校生PRガールをしていましたね。見ていました」と声を掛けた。彼女はにっこり笑って「はい」と答えた。すると横に立っていた番組のプロデューサーが目をぱちくりさせながら「実は、僕が入社1年目、広告部に配属されて最初に取り組んだ仕事が夏の甲子園高校生PRガールのオーディションでした。会場に応募者の大勢の女子高生が次々入ってきたが、彼女はだけは違った。群を抜いていた。幸運なことに彼女を選ぶのが僕は初仕事でした」と少し照れながら嬉しそうに言った。

 確かに相武紗季さんは世の中にいる美人の中でもちょっと異質だと思う。歴代の美女、クレオパトラ、モナリザとかマリリンモンローとは、また違った魅力を持っている。セクシーというより、昔の女学生が好む塗り絵にあるような清純な人。今から考えるとそのように思う。それぞれ感じ方は違うだろうがどちらにしても美しい人はいい。人でなくても美しい絵、自然、花、星、音楽、何でもいい。人間は美しいものに出会うと幸せになる。

 この日はこれだけでなかった。2本目の顧問に2代目の秘書、岡部まりさんが来た。彼女は誰もが認める番組随一の美人秘書だ。お顔の目の周りの年輪が少し多くなったとはいえ、昔の美しさで輝いていた。その上しゃべりもてきぱきしていて年齢を感じさせない、頭の良さも再認識させてくれた。これは岡部さんのマネージャーから聞いた話だが、「最近根付の勉強を始めて、1年間講習に通い学芸員の資格を取った。そして今は毎月1回美術館で学芸員として働いている」とのこと。なんと素晴らしい。驚き桃ノ木!もう60歳位だと思うが、好奇心は枯れるどころか、ますます豊かに湧き出している。根付という日本を代表する伝統的工芸品を愛でるとはなんと風流な、なんと粋な人であろう。羨ましい限りだ。