先日、福島(大阪市内)にあるY`S (フランス料理 ワイズ)」と言う人気店に行ってきました。福島の聖天商店街の一番奥にある小さなビストロで、若いシェフが調理、サーブ、皿洗いから一人で孤軍奮闘されているお店です。当日予約でしたが、20時過ぎに無事に予約が取れましたニコニコ



アラカルトもありましたが、コースが4000円と超お得で、デザートと珈琲までついていたので早速注文を音譜


そしていつも通り、ワインを注文することににひひワインメニューを見てみると、3000円のボトルが中心ですが、その横に他のワインもあるので相談してくださいと書いてありました。料理とのマリアージュを考えて、ピノ・ノワールが飲みたくなり、早速シェフに、相談してブルゴーニュで最近の最高のヴィンテージの以下ワインに決まりました。


Mercurey 1er Cru

Clos des Myglands 2002

(メルキュレ プルミエ・クリュ クロ・デ・ミグラン)

※ Monopole (単独所有)


FAIVELEY (フェヴレ)



フェヴレ メルキュレ プルミエ クリュ 2002

2002年のワインとして期待していたのですが、今がピークのワインと言う印象でした。 

獣の香りや土などの熟成感ある香りや、小粒なフルーツがいっぱい詰まってる香りもしました。

また、タンニンが普通のピノより少し強い気もするワインでした。




さて料理の方ですが、前菜は以下の5種(生ハム、田舎風パテ、厚切りスモークサーモン、キッシュ、野菜のポタージュスープ)を少しずつ全種類でもOKとのことだったので、すべて頼むことにニコニコ 



Y`Sの前菜




どれを食べても最高ドキドキ



そして、メインコースに鴨を頂きました。

ピノ・ノワールの酸と優しさ、そして程よい塩加減の鴨とのマリアージュは最高でしたラブラブ

Y`Sの鴨



やはりはフランス料理とフランスワインは最高ラブラブ


改めてビストロに感動した夜でしたニコニコ



以下フェヴレについてのお話です。

(ご存知の方も多いと思いますが、お許し下さい・・・)



ブルゴーニュのニュイ・サン・ジョルジュに本拠地を持つ1825年創立のネゴシアンです。一般的にネゴシアンと解されているフェヴレ社ですが、自社畑産以外のぶどうでつくる、いわゆるネゴシアン1社としてはブルゴーニュでは最大の115haにおよぶブドウ畑を所有し、ブドウの買い付けは全体の2割にも満たないという異色のネゴシアンです。


現在、会社を運営するフランソワ・フェヴレは初代ジョセフから数えて6代目。大手ネゴシアンの頭領としては珍しく、ブドウ栽培、ワイン醸造に関し、直接指揮を執っています。
ブルゴーニュきっての優秀なネゴシアンといっても生産されるワインの 85%以上が自社畑によるもので、大きなドメーヌと言ったほうが良いかも知れません。そのため葡萄造りから自らの目と手で確かめながら造られるワインは骨格のしっかりとしたワインを沢山作り出しています。


近年人気となっている産地にコート・シャロネーズですが、なかでもメルキュレはその高い酒質で注目を集めています。このメルキュレの陰の立役者がフェヴレ社なのです。同社はこの地に早い段階から目を向け、その質の向上に寄与するとともに畑も多く所有してきました。そして今日では60ヘクタール弱と、総面積650ヘクタールにおよぶメルキュレのほぼ10分の1を占めるまでになり、フェヴレ社はこのアペラシオン随一の大地主となっているのです。


優秀なネゴシアンでもあるフェヴレイが単独で所有しているメルキュレイの 1級畑のワイン。フェヴレイ社の看板ワインの中では一番コストパフォーマンスの良いワインだそうです。




以下モノポールについて、「ブルゴーニュ魂」より抜粋しました…。


MONOPOLE (単独所有畑)

ブルゴーニュ地方はひとつの畑に複数の所有者がいるが、例外的にその畑を単独で所有しているケースがある。その畑をモノポールMonopoleといい、エチケットにも堂々と記載されている。
手に取ったワインにMONOPOLEの表記があったならば、それは単独所有という意味のほかに、もっと重要な意味が込められているかもしれない。そんなことを思いながら飲む夜も結構楽しいだろう。


モノポールの重要性
モノポールとは単独所有畑のことであり、たった一人(法人・個人を問わない)の生産者しか、そこからワインを造り出すことはできないことを意味している。したがってブルゴーニュの大きな特徴である「複数所有者による品質のばらつき問題」は発生しないということだ。常に他者と比較される運命にあるブルゴーニュのワインにあって、この例外はどういう意味を持つのだろうか。私はそれを「その造り手のフラッグシップ的ワイン」と位置付けて、接している。比較されないということは、その造り手の技術や哲学がそのワインの評価に直結しているからだ。


モノポールについて語るとき、どうしてもロマネ・コンティは外せない。DRCはヴィレーヌ家とルロワ家の共同経営であるが、組織は株式会社化された法人である。個人経営の場合、当主の死に伴う遺産相続により畑が均等分割される危険性がある。グロ家やドメーヌ・ソゼが典型的な例だ。しかし株式会社ならば所有する株式の相続が発生するだけで、畑が分割されることは避けられる。株主が変更されるだけだ。ロマネ・コンティは相続による分割を回避されており、それはロマネ・コンティのモノポールを守るためにも重要な選択である。それほど単独所有という形態は重要視されているのだ。

 ブルゴーニュワインを選ぶ基準に造り手の評価が挙げられる。それは同じシャンベルタンでも造り手によって品質が異なるからだ。しかしブルゴーニュの造り手は複数の畑からワインを造っている。本来ならば全てのワインを評価した上で判断するのが賢明であるが、同じ造り手の複数のワインを集めるのは困難を極める。それは生産量が少ないこともあるが、高価であることも重要な要素だ。

 そこでその造り手が単独所有の畑から造るワインに注目が集まるのは、ある意味自然な流れだ。そのワインの評価が高ければ、他の畑も高品質が予想でき、各畑の評価とビンテージ情報を考慮すれば、そのワインを買うべきか買わざるべきかの判断の一助になるだろう。他者と比較されないということは、その造り手自身が問われているともいえる。手を抜いてもバレないが、その手の抜き方は見る人には。たやすく見破られてしまうはずだから。これはワインは畑であり、造り手の情熱や哲学が反映するためである。