夕食は6時半から
「個室をご用意しました」との事
迎えに来てくれた仲居さんの後を
本館2階の松二の前で止まった
ここって、客室じゃないの!?
プランには個室お食事処または
紫檀ダイニングとあったけど
まさかの客室!?
それとも、ここは個室食事処!?
飲み物は別注文になります(お高め)
ウェルカムドリンクでいただいた
梅ジュースを炭酸で割って
もらっちゃいました
月替わりの拘り食材と旬の献立
初名草の膳
前菜
鹿肉で巻いた白ネギ
百合根豆腐など計11品の
彩り鮮やかな前菜
でもなぁ やっぱりスッキリしたい
スッキリして食事を楽しみたい
そう思って ここでもう1度
仲居さんに聞いてみた
今度は予約確認メールを見てもらい
どうして、あの部屋を予約したのか
ちゃんと説明もした(冷静に冷静に)
事の重大さに気がついた仲居さん
「大変申し訳ございません
確認して参ります」
そして数分後「失礼致します」
と現れたのは女将さんだった
詳細は省きますが・・・
グレードアップということが判明
以後十分に気をつけますとの事で
一件落着
よし 食べるぞ〜
先付
箱根白首大根 つまみ菜
柚子味噌掛け
シンプルなんだけど優しく上品な味
御碗
静岡産 海老芋 平目 重ね 梅人参
薄氷に見立てた蕪の下には
緑とピンクの旬野菜
大地の下に隠れてる春を
表現した手の込んだ ひとしな
割鮮
天城紅姫あまご焼霜
沼津港より白身魚
天城の本山葵でいただきます
姫あまごって川魚なんだって
初めて食べたけど美味しかった
炊き合わせ
鰊の柔らか煮 篠白独活 人参 春菊
凌ぎ
修善寺原木椎茸の手打ち饂飩
献立に苦手な椎茸の文字を見て
苦笑してたら、察してくれた仲居さん
直前にも関わらず料理長に
お願いしてくれたそう
椎茸が練り込まれたうどんから
緑米うどんへ変更
ふわふわツルツルで美味
ここまでペース配分も申し分なく
何より静かで落ち着く部屋
日本酒入りまーす
酢物
天城産鶏と地場旬野菜
梅酢ゼリー掛け
芽吹く春に見立てた彩りの
美しい一品 爽やかさが春風のよう
これは好きかも
じゃじゃーん
スッキリした後
カレが別注オーダー←太っ腹
伊勢海老の鬼柄焼き
焼物
炭火焼 鰆 菜花焼き
蕗胡麻掛け
最初何が来たのかと思った
冬から春へ移り変わる時間を
大皿の上で表現した風情ある作品
食事
魚沼産コシヒカリ土鍋炊き
山椒の実入ちりめんじゃこ
これがまた美味しくて、困ったことに
ごはんがすすむ すすむ
ラストは伊勢海老のっけて
頬張りました
「料理長が今 懸命に山に雪を降らせて
ますので、もう少々お待ち下さいね」
下げながら仲居さんがこう言った
水菓子
淡雪の下にかくれんぼする
瑞々しいフルーツたち
なるほど雪山だ
どのお料理にもストーリーがあって
感性豊かなアート作品に
食材の持ち味を壊すことのない
春を感じさせる
やさしく やわらかな味付け
五感に響く夕食でした
ご馳走さまでした
極楽へようこそ
お願いします