☆MONO『裸に勾玉』
☆ABCホール
☆作・演出:土田英生
☆出演 :水沼健・奥村泰彦
尾方宣久・金替康博
土田英生 /
岡嶋秀昭
諏訪雅・中川晴樹(ヨーロッパ企画)
すごくよかったー!
やっぱりMONOもとっても好き!
弥生時代という設定で
独特の不思議な言葉をしゃべるんやけど
集中してたらちゃんと分かる
慣れたら
言葉のリズムやテンポがすごくスーッと入ってきて
その世界にあっという間に引き込まれる。
平坦にいうとタイムスリップ物。
でもそれはきっとどうでもよくて、
現代まで続く、人々の間におこる諍いを描いている。
村に馴染まない(村の慣習に従わない)一家が迫害されていく後半の畳み掛け、
共通の敵を作ることで煽られていく群衆、
憎しみや嫉妬という感情、
許したり愛したりという気持ち、
裏切ったり受け入れたりする行動…
現代日本として描くと生々しすぎるストーリーも
弥生時代という設定と、
今とは違う奇妙な、だけどちゃんと伝わるその言葉遣いが
ええ感じに和らげていて入って来やすい。
うーん。巧み!
MONOって、社会派演劇とは評されてはないんやと思うけど
いつも社会問題を抉ってくるので
ゾワッとする。
『少しはみ出て殴られた』と同じく
戦争が始まる時ってこんなだよ、と告げる話だと私は理解した。
そして、今回気づいたこと。
MONOを見てる時にだけ経験する不思議な現象がある。
私がグッときて泣きそうになるセリフで、
客席の1/3ぐらいが笑うっていう真逆なリアクションがおきる。
その反対で
私の笑った場面で
泣きそうになっている人もいるのかも知れない。
可笑しみと哀しみは紙一重で、
そのギリギリのところを突いてるってことなのかな。
それか本当に不思議でおもしろい。

















