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GT-Rって、不思議な車だなと思います。車関係のイベントで、オジサンが群れていると、その中心にあるのはGT-R。日産の栃木工場に行った時も、子供はキューブとかに群がっていたけど、オジサンは全てGT-Rに群がってました。オジサン達には、GT-Rに特別な思い入れがあるようです。


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 漫画なんかでもGT-Rの薀蓄満載の「湾岸ミッドナイト」(楠みちはる/講談社)はオジサン・キャラ満載だしね。


 イメージカラーも黒だし、デザインもゴツイ。普通スポーツカーって言ったら流麗なクーペなんだけど、GT-Rはセダンベースの2ドア・ハードトップ。V6ツインターボ、fuletime4WDで無機質に加速して行く。フェラーリみたいな官能なんて無い絶対的な速さ。←両方とも乗った事ないけどね。


 初代PGC10からぶっ飛んだ車でした。レース用のGR8型エンジンをベースに開発されたS20型エンジンを積んで、足回りは4輪独立懸架。ライバルのサバンナRX3が、直線が速くてもコーナーで何処に飛んでゆくかわからない暴れ馬だったに比べると、コーナーリングも良かった様です。しかし、レースでの50連勝阻止された事で、GT-RとRX3/RX7はライバルになって行きます。


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 サーキットでは、サバンナと死闘を繰り返し圧倒的人気を誇ったGT-Rですが、オイルショックと公害対策にてこずり2代目KPGC110は、サーキットを走る事無く16年の長い眠りに付きます。


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 1989年BNR32として、GT-Rは復活します。バブル景気もあいまって、若者達は熱狂しました。そして、市販車ベースのレースでは圧倒的な強さを示します。公道でこそ、かつてのライバルの後継RX7は善戦しましたが、サーキットでは太刀打ちできませんでした。


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BNR32

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BNR33

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BNR34


レースで圧倒的な強さを誇ったGT-Rも日産の業績不振と、年々厳しくなる環境対応、長引く不況の影響でBNR34で再度眠りにつきます。

 そして、カルロスゴーン社長の新体制の下、高性能な高級スポーツカーとして、復活します。新生日産の象徴として、再びサーキットに君臨しました。


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 圧倒的なパフォーマンスを誇るGT-Rですが、その寿命も尽きようとしているとも言われています。V6ツインターボの圧倒的なパワーと引き換えの重い車体を、4WDと電子制御で曲げているそのコンセプトは時代にそぐわなくなってきています。HVカーのプリウスが馬鹿売れし、NSXもHVで復活しようとする時代にパワー至上主義のGT-Rはどう生き残ってゆくのでしょうか?




 おまけ


 実は、僕は隠れロータリーファンでBNR32の頃は、FC3S型RX7に夢中でした。今は、生涯スバリストが信条。でも、行く先々で出会うGT-Rにいつも胸をときめかせてしまいます。やはりGT-Rには、車好きを魅了してしまう魔力が有る様です。




21世紀最高の歌姫SAORiの曲を


是非、聴いてください。you tubeで聴けます。


夜の音色 」「クリスマスライブ触れたくて 」「ありがとうあなたへ


歌姫SAORiのブログ「SAORi



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