2012年日本 97分
あらすじ
地方の部品製造会社に勤める英昭(阿部サダヲ)は、郷里の弟(玉木宏)に呼び戻される。幼い頃に兄妹同然に育った真澄(吉高由里子)が、不倫騒動を起した上に自殺未遂をしたという。
一命を取り留めた真澄だが、再び死ぬと言い出す。持て余した弟妹達は、長兄の英昭に真澄の世話を押し付ける。
「死ぬ前に、無くした宝物箱を探し出そう」と、英昭は口から出任せを言い、幼い頃に二人で過ごしたお茶の水の伯母(樹木希林)の家に向かう。
かくして、英昭・真澄の兄妹凸凹コンビの「無くした宝物箱」を求めての東京徒歩の旅が始まる。
キャスト
英昭:阿部サダヲ
真澄:吉高由里子
弟(悟):玉木宏
弟嫁(美里):満島ひかる
長妹(麗華):水川あさみ
次妹(彩音):戸田恵理香
伯母さん :樹木希林
監督:三木聡
音楽:坂口修
製作:河童堂本舗
配給:406フィルムネットワーク
ここまで、書いてなんですが「東京散歩 ツンデレ兄妹放浪記」なんて映画は、有りません。ましてや、河童堂本舗なんて映画製作会社も無ければ406フィルムネットワークなんていう映画配給会社も有りません。
仕事で行った御茶ノ水の風景を観ていたら「こんな映画が観たい!!!」っていう406の妄想です。御茶ノ水の風景が、あまりにも綺麗なんで、思っちゃたんです。
東京の綺麗な風景を徒歩で巡る映画が出来無いかって。巡るのは、お互いが嫌いで好きな男女。そして、二人とも今の生活に居場所が無い。その二人が、東京の綺麗な風景を巡る事で、お互いに認め合いやがて自分の居場所も見つけて行くって話。406の妄想ですけどね。
真澄は、美人で仕事が出来るけどワガママで何処か幼く甘えん坊で、恋愛依存症。5歳年長の英昭は、真面目で人に優しいけど要領が悪く仕事が出来無い。恋人だと思い込んでた、女性には同棲中の年下の彼氏が居て二人に騙されて貯金を全部巻き上げられる。再起を誓って転勤して地方工場も震災の影響で、存続が危ぶまれる。美人で仕事は出来るけど、大人になれない真澄と、真面目だけど、駄目大人の英昭の二人が東京を旅をする事で、自分を見つめ直して、それぞれの生き甲斐を見つけて行く物語です。
二人は、お互いの事情で一時東京の伯母さんに預けられ兄妹同然に育ちます。本当の兄妹以上に仲が良かった二人ですが、大人になるにつれ反目し合い今ではお互いが大嫌いです。
年長の英昭は、幼い頃から真澄のワガママに振り回されてウンザリしています。真澄は真澄で、そんな英昭がうざったくてたまらないし、頭の良い真澄は要領の悪い英昭をつい馬鹿にしていまいます。でも、英昭は真澄の頭の良さや愛くるしさが羨ましいし、真澄も英昭の優しさが羨ましいのです。そして、二人とも人生に行き詰まって、居場所が有りません。
思いつきなので、二人がその後どうなるのか、考えていません。宝物箱を見つけた二人が、お互いを支え合い二人で生きて行くのか、二人ともまた別々の道を歩いて行くのか?唯一つ、決まっているのは旅を通して二人はお互いを認め合い、それぞれの生きる意味を見つけて行きます。旅を終えた二人は、居場所の無い寂しい大人子供ではありません。自分の足で自分の人生を歩ける大人に成長します。
前にブログで僕は、「生きる事に意味は、無い」と書きました。5人の方に「生きる意味は有る」とコメントを戴きました。僕は、僕なりに考えました。上手に表現出来ませんが、「生きる意味」は誰かに与えられれたり、予め用意されている物では無く人生を生きるそれぞれの人が、自分で見つけ育んで行く物なんだと思います。失敗したり、間違ったりしながらも一生懸命生きる事で、見つけて育んで行く物なんだと思います。同じ人生は無いけれど、どれもが大切な人生なんだと思います。
正直、あの時は上原さんの自殺で、自分の中の黒い物が吹き出してしましました。だから、戴いたコメントは本当に嬉しかったです。こんな駄目な自分にも声が掛けて貰えるんだと、嬉しかったです。他にも、僕のブログにコメントを書いてくれたり、読んでくれる皆さんには感謝しています。
「東京散歩 ツンデレ兄妹放浪記」こんな、映画は有りません。406の思い付きの嘘映画です。でも、こんな映画が観たい!御茶ノ水の風景を観て、そう思いました。




