古いイギリス映画です。舞台は、第2次世界大戦終了間もないウィーン。主人公の小説家は、旧友の招きでアメリカからやってきます。しかし、旧友は自動車事故死。旧友の葬儀で知り合った、英国軍少佐は旧友を悪党だったと言います。旧友を信じる主人公は、旧友の事故の真相を調べます。

 事故の目撃者の門番。事故に出くわした旧友の友人達。旧友の恋人アンナ。やがて、主人公は旧友の死に立ち会った第3の男の存在に気づきます。

 アントンカラスのチターの音楽と共に進行する、映像は淡々と進んで行きます。60年余りも前の映画ですから、今の映像とは違います。でも、主人公を乗せて夜の街を疾走する自動車。第3の男と共に観覧車から観る、風景。地下下水道での追跡。白黒の映像なのに、なんて生き生きとしている事か。

 ラストシーンの身を案じる主人公に一瞥もくれず立ち去るアンナに、何とも言えない無常を感じました。




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