僕達の異業種連携プロジェクトは、電気自動車の商品化を研究しています。試作一号車は、新潟の某ベンチャー企業(最近、テレビでよく取り上げられている改造電気自動車の伝道師)の協力で、中古の軽バンを電気自動車に改造。現在は、公道走行を目指して車検習得に挑戦しています。今日は、地元工業大学の先生をお招きしての検討会。

「先生、満充電で10Km位しか走らないんですよ。」

「バッテリーと、モーターの定格能力教えて貰えますか?」

先生は、開発担当の自動車整備工場の社長さんから、資料を受け取り思案顔。

「この定格能力から算出される走行性能は、連続走行時間が30分。航続距離は15Kmですね。それにしても、モーターの定格出力が足りませんね。」

「高出力モーターは、重いので積めないんですよ。」

「かなりの改良が必要ですな。まさかこれ、売る気ですか?」

先生の問い掛けに、凍りつく一同。

「いっその事、太陽電池パネルと充電用エンジン搭載して、長距離走行車でも作ったらどうです?インパクトありますよ。」

 僕達の電気自動車プロジェクトは、まだ始まったばかりです。


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