古民家の雑貨屋 アート工房 風 ふうさんの手しごと日和

古民家の雑貨屋 アート工房 風 ふうさんの手しごと日和

古民家の雑貨屋さん『アート工房 風』です。
岡山県の和気町で雑貨屋&クラフト工房をしています。
古民家をリノべして、沢山の雑貨を展示販売できるSHOPにしました。
隠れ家的な工房の日々の暮らし、ちょこっとのぞいて見てくださいな。

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NHKの『100分で名著』で紹介された

マルクス・アウレリウスの自省録。

 

 

やっと昨日番組ガイドを読み始めました。

(買ったのはひと月前)

 

旅行中の新幹線で読もうとして眠気に勝てず

断念してからしばらく、開いても無かったんだけど

昨日ちょこっと読み始めたらものすごく興味深かった。

 

興味深いというよりも、『違和感』が無かった。

 

人生の途中でいろいろあって、

『こりゃあ、自分の考え方を変えないと身が持たないな・・・。』

そう思ってからそれこそ、人格を入れ替えるくらい

自分の思考パターンを変えた私。

 

行き着いた考え方が、アウレリウスの『自省録』

に非常に似ていた。

(紹介されていた部分だけだけど・・・)

 

だから・・・

「ごもっとも!そう、そう!それが言いたかったんだよ!

 よくぞ、言ってくれました!」

そんな気分で読んでいる。

 

読み終えてから、学んだこと、思ったことを

まとめてみたいと思います。

 

 

私の意見・・・というと聞く耳を持たないだろう、

私の周囲の『赤信号を渡る人たち』には

次回から、「マルクスも言っていた・・・」と言ってみようかな。

 

権威とか、偉い人が!とかなら、聞く耳を

持つかもしれない。

(持っても結局、赤信号を渡るんだけどね・・・)

 

 

この前のホンマでっかTVで澤口先生が

言っていましたね・・・。

 

日本人は『不安感が多く神経質』と言われているが、

『危機管理能力が低い!』と・・・。

 

そのために災害時などの避難が遅れやすい!

とも・・・。

 

集団に従いやすいために、『みんなが避難しないから

大丈夫だろう!』と判断しやすい。それで逃げ遅れる。

 

危機管理能力が低く、集団に従う・・・。

 

 

だから、『赤信号もみんなで渡っちゃうのか…。』って

思いました。

 

悪いことしてる自覚が無いから、詐欺まがいのことを

出来てしまうのかと思っていましたが、

むしろ『危機管理能力が無い!』つまり『危ない』と

思っていないからやれちゃうんですね・・・。

 

そこに『お仲間』という『団体意識』が加わるから

みんなで赤信号も渡ろうとしてしまう・・・。

 

これが、日本に異常な速さで『スピリチュアル詐欺』

が蔓延した証・・・。

 

確かに、集団の中に居て、詐欺まがいの教義を

押し売りしているスピビジ女子には、私の言葉は

響かなかった。

 

「だって、みんなもやってるから!何が悪いの?」

 

「みんなやってたら、法律も変えられるんかい!

「みんなやってたら、違法なことも許されるんかい!

 

そうかい、そうかい、そんならみんなで

赤信号を渡りなさいよ・・・。

もう何も言わないから・・・。

 

そのかわり、私の周囲の大事な人を

その集団に入れるのだけは許さないからね・・・。

渡るなら、アナタとお仲間だけでどうぞ!

 

聞く耳持たないんじゃ、そう言うしかないよね。

 

 

危機管理能力というよりも、危機察知能力が

低いんだろうな・・・。

 

遠い先の未来予測が出来ていない。

 

三手先までは快調に進むかもしれないけれど、

十手先には滝つぼがあるよ!ってことが見えていない。

 

だから、いくら危険を警告しても先に進んでしまう。

「みんな居るから大丈夫!」

「みんな逃げないから大丈夫!」

「みんなもやってるから大丈夫!」

 

その安心の根拠は何?

「みんな居るから?」

 

みんないようが、居まいが、

「危機は危機!」だし

「違法は違法ですよ!」

 

豪華客船(お仲間多数)だろうが、

滝つぼがあれば全員ドボンする。

 

助かりたければ、その船を降りるしかない。

 

けれども・・・ね・・・

 

なかなかその豪華客船を降りる人は居ないわけだ。

 

 

世界の法廷だったかな・・・

TVでセレブ一家殺害の事件の裁判内容を

紹介していたけれど、とても印象に残った

一場面があった・・・。

 

家族殺害を計画した長男の成育歴・・・。

幼少期は成績優秀だったが、高校あたりでつまずいた。

 

成績が振るわなくなった自分に替わって弟が

成績優秀で両親に褒められることが多くなり

嫉妬した。

 

『もう、自分は両親には愛されていないと思い込んだ』

 

そして弁論大会のメダルを盗み、親に自慢して見せたが

すぐに盗難がばれる。

 

高校からはカウンセリングをすすめられる。

 

その時に、危険な兆候をカウンセラーは

指摘していた。

 

「彼は将来犯罪者になる可能性があります!」

 

そう判断したのはどこか・・・。

 

彼は自分をだと思っている!

 とても危険な兆候です。療養をお勧めします。」

 

 

この時父親は、知り合いの心理士に『異常なし』

の回答を書かせて、転校させて終わりにした。

 

「あのとき、ちゃんと向き合っていれば・・・」

 

そう・・・赤信号の前には必ず、黄色信号がある。

 

その黄色信号で手を打てていたら、

最悪の状態は避けられたかもしれないのに・・・。

 

その黄色信号が、集団に属していたら

見えないらしい。

 

あるいは、見ないふりをしているのか・・・。

 

私が声をかけるとき、それはそんな

黄色信号が見えたとき・・・。

 

これを霊視とか未来予知と取る人も

いるだろうけど、私が思うに人よりも少しだけ

未来の手を読む能力が高いだけ・・・。

 

つまり『危険認知能力が高いだけ』。

だから、これを『未来視』と言っている。

 

未来の起こるであろう危険を視る力。

 

けれども、ほとんどの人がこの警告を

無視して黄色信号を突破してしまう。

 

黄色信号のトラブルなら、臭いものに

蓋をしてやり過ごすことも出来るから。

 

小さなトラブル。

小さな傷。

 

無視してなかったことにしてしまえば

その問題を直視しなくて済む。

 

その問題の根本を見つめなおすよりも

無かったことにする方が『楽』だから・・・。

 

 

こうして危機管理能力の低い人は

黄色信号を突破していってしまう。

 

ましてや、目の前に『成功』が見えていたら・・・。

 

たとえそれが幻想の『オアシス』であったとしても。

 

傷と向き合い、これから起こる危険を

避けるためには、自分を省みる時間が必要。

 

それは痛みを伴う。

 

自分の甘さや、いい加減さや、ズルさや

弱さと向き合わなければならないから・・・。

 

だからなかなか『内観』は出来ない。

 

マルクス・アウレリウスは『内観』を

『内省』と言っていた。

 

まさに『己を省みる』ということ・・・。

 

 

ちなみに・・・

 

『自分を神だ!』とか・・・

『女神だ!』とか・・・

『天使だ!』とか言ってるスピビジ教祖がいるけど

心理学的にみても、とても危険な人物!ということが

分かるでしょ・・・。

 

犯罪心理学関係の本を何冊か読んだけれども

大量殺人を行う人間は、必ずこうした発言

中学生くらいからしているんだよね・・・・。

 

あるいは自分に神が降りてきた!とかね・・・。

そうしてそれを免罪符に犯罪に手を出してしまう。

 

統合失調症の人の特徴にも似てるよ・・・。

(何者かが、自分の中に入ってきたとか、

 自分に何者かが命令するとか・・・)

 

本当は医療的なケアが必要だった人たち。

 

日本はこうした専門家がまだまだ足りないんだな。

 

赤信号さえ認識できない教祖の吹く笛(ホラ)

に騙されて、後を着いていく赤信号を渡る人たち

 

ハーメルンの笛よろしく、後に待っているのは

破滅でしかないのに・・・。

 

ひとたびかかってしまったマインドコントロール

なかなか外れない。

 

『内観』、あるいは『自省』して

己と向き合うという痛みに耐える覚悟をしない限り・・・。