です。やはり 久々の長旅は老体にこたえました
戻ってきた 深せんは 恐ろしいほど 暑い
ですし。しかし、久しぶりにみた 漢江の流れを見ながら
来てよかった、と心から思いました。
朝鮮半島の漢江ではありませんよ。
漢江は
湖北省武漢市から陝西省を流れる
揚子江(長江)最大の支流です。
私と大熊猫が 今回 訪問させていただきましたのは
陝西省 安康市のお知り合いのお茶屋さん。
今回の旅の目的は
紫陽毛尖(しようもうせん)の茶畑を
拝見させていただくのと
最近 新しくできたという紫陽茶の紅茶を
お味見させていただくためでした。
紫陽毛尖(しようもうせん)のご説明をする前に
簡単に中国のお茶の産地分布図を
ご説明いたします。
すごく簡単な地図で恐縮ですが、
中国のお茶の産地は 大きく4つに分けられております。
江北茶区
江南茶区
西南茶区
華南茶区
地図の上の方の白い部分は気候がお茶栽培に
あまり適しませんので
お茶の産地となっておりません。
江北と江南を分けるのは
江=揚子江(長江)の存在で
揚子江を挟んで 北が 江北茶区。
南が 江南茶区。となります。
大熊猫は華南茶区に住んでいるため、
華南茶区のお茶をいただくことが多かったのですが、
この暑い夏、
中国の方が 一番 飲まれるのは
なんといっても 緑茶
です。
そして、
良質な 緑茶といえば
やはり 江北、江南地区ということで
今回 お茶生産 たぶん最北の地を
訪問させていただきました。
地図 矢印のあたりです。
紫陽毛尖(しようもうせん)は
紫陽=(地名) + 毛尖=(芽頭の尖った毛)
から 命名されております。
その歴史は古く
後漢(西暦25~220年)の時代にはもう この紫陽県で
お茶が作られていた、という書物の記述があるようです。
そんな歴史のある紫陽毛尖ですが、
最近は こんな感じのお名前で売られています。
漢字が 簡体字で恐縮ですが、
『紫陽富硒茶』
という名前で売り出されています。
富硒(FUXIふーしー)とは
『硒』という物質が豊富なお茶、
ということだそうです。
あとで インターネットで調べて分かったのですが、
『硒』とは セレンという物質で
欠乏しても困るけれど、
取り過ぎても困る、という
ちょっと微妙な物質でした
(笑)
日本人的には 普通の食生活の中で
取ることができるので
頑張って取る必要はないようですが。
中国東北地区などでは セレン欠乏症という
症状になる場合が あるそうです。
今 ここ安康では
その セレン物質が多いお茶
ということを前面に売り出すため、
紫陽茶に このお名前がついております
肝心のお茶のお味ですが、
とても 透明度の高いすっきりしたお味で
雑味がほとんど感じられません。
それでいて 栗香や 海苔のような香りが感じられ、
いわゆる回甘(後ひく後味?) もあり、
これは ずっと飲み続けられるタイプの美味しいお茶だなぁ
と思いました
セレンがどうのこうの
と言わなくても
十分良いお茶でした。
もし 見かけたら ぜひ飲んでみてください
美味しいお茶の秘密は
その茶畑
で 分かったのですが。
それは また次回にて


