通常の目の検査では(I)視力検査、(II)眼圧検査、(III)眼底検査を実施します。
緑内障 の検査ではそれに加え(IV)視野検査が大切です。


(I)視力検査
視力は、初期の緑内障では変化がありません。
眼鏡やコンタクトレンズを使用して視力が出ていて、免許の更新ができても、緑内障の可能性はあります。

(II)眼圧検査
眼圧は緑内障では、上昇することが多いのですが、眼圧が上昇しない正常眼圧の緑内障では上昇しません。

(III)眼底検査
緑内障では眼底の変化が起きますが、健康診断の時に行われる無散瞳眼底カメラによる眼底写真では、
判読が難しいので見落としがあります。
緑内障の眼底検査を眼科医が行った場合は、焦点深度により画像が異なる眼底カメラと違って、
眼底の深さによる変化がわかるので、見落としは少ないです。

以上に述べたように視力検査、眼圧検査、眼底検査を実施しても、緑内障の見落としがあります。
慢性型の緑内障は視力低下ではなく、普段自覚できない視野がゆっくり狭くなって行きます。
(IV)視野検査をすれば、視力が落ちず、眼圧が正常、眼底の変化も少ない初期の緑内障でも発見することができます。


眼科に行って緑内障の検査をしたいと言えば、保険適用後の費用で 3,000 ~ 4,000 円程度で検査を受けることができます。
この検査方法が結構精神力を使う検査でして、
真っ暗な箱に頭をつっこんで、赤く光った一点を凝視し続け、その周りのいろいろな場所で白い光をチカチカさせるんです。
で、光ったと思ったらボタンを押す。・・・で、ボタンが押せなかった場所が見えていないって計算になるわけです。

片目で5分間、両目で10分間の検査ですが、これが集中力が必要でした。ボーッとしてるとボタンが押せないんです。
しかもどうしてもチカチカ光る場所に焦点が移ってしまい、次の場所が捕捉できない。
目をキョロキョロしないでっ!って怒られましたw

何て言うか、これで緑内障の有無を言われるのもなぁ~と思ったりするわけですが、
結果を見せて貰うと確かにボタンを押せていないところがあるんですよね。
正常な人でも盲点の部分は見えないので、当然その部分はボタンが押せないんです。
緑内障の人はその盲点の部分がより範囲が広いんですよ。



こんなサイトもありましたよ↓

Pfizerのページで体験できるようです!

■体験!盲点チェックムービー

■ 体験!視野チェック

■視野チェック2 簡易版ノイズフィールド

■視野チェック3 簡易版FDT