
やはり、「読書の秋」になるのかな。
秋でなくても、読書は、いつもしてますけどね。
明智小五郎事件簿も、
4巻目の「猟奇の果」を読み終えて、5巻目の「魔術師」を読んでます。
昔、読書嫌いだった自分が、夢中になって乱歩作品を読み漁り、
いつのまにか読書好きになっていただけあり、
今でも、夢中になって読んでしまいますね。
「猟奇の果」は、前編を読んだ後、
光文社文庫版江戸川乱歩全集に収録された、
もう一つの結末を読みました。
この結末は、今回初めて読むことが出来たのですよね。
その後、後編も読みましたが、
明智小五郎を登場させて、連載の契約期間のために、無理矢理話を引き延ばしたようで、
明智さんの謎解きも、いまいちだったり、登場人物のキャラも前半と後半では変わってしまった印象だったり、
後編始まって起きた事件が、物語に関係ないものになって行ってしまったりと、
あまり出来の良い作品とは言えません。
でも、乱歩ワールドは健在で、その魅力に引き込まれて読んでしまいましたね。
二つの結末を読むと、明智の登場する後編ではなく、
もうひとつの結末の方が、もともと乱歩さんが考えてた終り方だったのかなと感じましたし、
物語としては、この終わり方のほうが良かったのかと思います。
そして、「魔術師」ですが、昔読んだ時は、明智小五郎の奥さんになる文代さんが登場したなという程度の印象でしたが、
今読むと、夢中にさせられてしまい、かなりの勢いで読んでしまっています。
途中、引っかかったのが、明智が上野駅で誘拐され、
監禁されていた船の中で目覚めた時の文代さんとの会話の文章が意味が通じないのですよね。
明智が、文代さんに、今日の日にちを確認したところ、
文代さんが、11月17日と答え、
「僕が上野駅についたのは18日の晩だから、まる一日眠っていたわけですね」と言っているので、
これは誤植だろうなと思い、持っている別の本で確認しました。
創元推理文庫版では、
「僕が上野駅についたのは16日の晩だから」と明智が答えているので、
これなら、意味が分かりますし、集英社文庫の明智小五郎事件簿の方が間違っているわけですね。
ところが、
講談社版江戸川乱歩推理文庫の「魔術師」では、
明智が目覚めたのが、11月18日で、
「上野駅についたのは17日の晩」となっていて、
1日違っているのですよね。
創元推理文庫版は、初出時のものを出典としていて、
江戸川乱歩推理文庫は、乱歩が生前最後に出した、桃源社版江戸川乱歩全集を底本にしてたりするので、
出典の違いはあるものの、なぜ、日付が変わってしまったのかは分かりません。
乱歩さんは、全集を出したりするたびに過去の作品に目を通し、手直ししたりしてたというので、
そこで変わってしまったのでしょうね。
光文社文庫版江戸川乱歩全集には、
解題に、全集ごとに異なっている、表現などを列記してあり、
興味深いです。
まだ持ってないので確認してませんが、今回自分が見つけた「魔術師」の日付の違いも載っていると思います。
その他、今では、分かりづらい表現の解説も、
註釈ということで掲載されており、
さらに作品を理解しやすくなっています。
他にも、乱歩さん自身による作品解説も収録されていたり、
解説もまた別にあり、
光文社文庫版江戸川乱歩全集は、
今まで持っているものに比べて、かなり内容が充実しているのですよね。
やはり、光文社文庫版江戸川乱歩全集も集めたくなりましたし、
そちらでも読んでみたくなりました。
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