家の次女は、小学生の時は異性を意識する
事も無くさっぱりと我が道を行くタイプ
でしたので、あまり心配もしていなかった
ので性教育なんて必要ないかもしれないと
さえ思っていたのですが中学生になると
事態は急変しました
すごいね
エライね
可愛いね
素敵だね
スタイルが良いね
よく知ってるね
頑張ってるね
などなど…次女は自分にとって都合の良い
言葉をかけてもらう度にその人に執着する
ようになってしまいました
今まで積み上げて来た習慣が、ガタガタと
崩れ落ちて行くのを感じました
本格的な思春期に入ったのがこの頃です
変化としては
いつもイライラピリピリしている感じで
失敗などで自分を責めるようになったり
自分にとって都合の良い特定の人物に執着
するようになったり
特定の人を凝視するようになったり
急に自己肯定感が下がった気がしました
今までの良くも悪くも周りは見えていない
のか見ていないのか我が道を行くタイプが
まさかの変わりように私も予想外で何の
準備も整っていないまま手探りの性教育の
はじまりでした…
まずはお決まりのプライベートゾーンの
お話しから男女の身体の作りの違い
SEXのお話しまで図に描いて伝えました
反応は一言で言えば超ビックリ
といった感じでしたが予想通り
あまりピンと来ていない様子
なので、順序を逆に説明してみました…
可愛い赤ちゃんが産まれました
名前は、はるちゃんです
はるちゃんは、ちょっと皆んなと違って
困りごとが沢山ある子だったので
毎日が大変でしたが、パパとママは
はるちゃんが大好きだったので頑張って
大切に育てました
生まれて来る前はママのお腹の中に
9ヶ月間もいました
とても居心地が良かったようでお腹の中で
元気に自由に動いていました
愛し合った結果、パパの精子とママの卵子
が受精してはるちゃんが誕生しました
パパとママは愛し合い
責任のあるSEXをしました
パパとママはお互いの悪いところを
知っても大好きになりました
パパとママはお互いを尊重し合い
理解し合えるように、たまにケンカも
しながら仲直りをして仲良くなりました
パパとママは18歳の頃に出会いました
こんな感じで逆に説明をしてみると
一気に表情が明るくなった次女でした
そしてお姉ちゃんも全く同じだよ
すごく大変な時も沢山あるけど家族が
できてママはとても幸せだよ
はるちゃんは
パパとママを自分と好きな人に
例えてみてねと言葉に書き換え質問を
してみました・・・
『はるちゃんが責任のないSEXをして
赤ちゃんができてしまったら赤ちゃんは
どうすればいいの?』
はる:『赤ちゃんは泣くだけ』
ママ:『そうだね・・・
赤ちゃんは1人で生きて行けないよね』
ママ:『じゃあ誰がお世話してあげる』
はる:『はるちゃん』
ママ:『自分の事もまだできないのに』
はる:『できない
赤ちゃんの泣き声大嫌いだもん』
ママ:『はるがお世話出来なかったら
赤ちゃんはどうなるのかなぁ』
はる:『死ぬね、絶対死んじゃうね』
ママ:『赤ちゃんが死んじゃったら、はるは
どんな気持ちになると思う』
はる:『赤ちゃんが可哀想で悲しくなる』
ママ:『そうだね、可哀想だね、責任の無い
SEXがどれだけ不幸を呼んでしまう
のかを忘れないようにしようね』
といった感じのお話しをしてみました。
次女はドラマのような恋はしてみたいけど
結婚や子育ては嫌
赤ちゃんが可哀想なのも嫌
だから自分の身体を大切にする❣️
と、この時なりの理解ができて
いるようでした
当然ですが一度では理解できないので
この後も何度か繰り返し教えています
いつもお騒がせで問題ありまくりの次女
ですが初めて自分以外の
(存在もしない赤ちゃんですが)
他者の事を真剣に考えられた日でもあり
優しさが育っているなぁ…と嬉しくなった
事を思い出します
性教育はタイプによると思いますが次女の
場合は分からなくても、もう少し早い方が
良かったのかもしれません
次女が大人になって作業所やグループ
ホームでご一緒している女性の知的障害者
が男性に色目を使っている姿をお見かけ
する事がよくあります
〔年齢は関係なく、還暦を迎えた方でも〕
知的障害があるからこそ
女性が自分の身を守るために教えたい
大切なことだと思います
長くなってしまいましたが
最後までお読み下さり有難うございました
あけぼの🌅