自宅近くの就労移行支援事業所に行って相談したときの話を書きたいと思います。
はじめに、これはあくまでも僕個人の偏見に満ちた内容なので、実態は全く異なるかもしれませんので、悪しからず。
僕は、自宅近くで発達障害と診断を受けた人が通所可能な事業所を訪れました。そして、事業所の社員の方(Aさん)と面談をしました。
まず、Aさんから就労移行支援の概要から事業所(会社)の特色を教えてもらいました。概要をまとめると、「①就労移行支援事業所とは、働く準備(スキル習得)をしながら就職のフォローをしてくれる所。②就職先については、当社ではさまざまな特例子会社の求人の紹介可能。③ここに通所する人は平均8ヶ月で就職。ただ、僕が訪問した事業所は既に定員なので通所可能までに最低1ヶ月はかかる。④障害者手帳がない場合には受給者証で通所可能。ただし、受給者証は医師の診断書を役所に提出して、もらえるまでに2週間〜1ヶ月かかる」とのことでした。
①〜④を聞いた僕は、少し自分とは合わないかもしれないと思いました。理由は以下です。
a.今年の4月から正社員として社会復帰したい。
b.障害者雇用は考えていない。
つまり、時間的問題と雇用形態の問題です。
僕はa.とb.を伝えました。すると、Aさんから次のように言われました。「a.については通所してから相談員と相談して決めたら良いです。なので、そこは通所してから決めましょう」と。このとき、概要説明にある③通所可能になるまでの期間と④受給者証がもらえるまでの期間を踏まえると、いまいち自分のペースと合わないのではないか、と疑問に思いました。
僕は尋ねました。「ざっくりとした見通しで良いので、いつ頃から通えますか」と。すると、Aさんは「具体的にはいつかはなんとも言えませんね」とのこと。ここで、僕はなおさら自分のニーズとは合わないと思いました。
b.については、Aさんから「雇用形態は自分に合ったものを選べば良いです。通所後に手帳を取られる方もいらっしゃいますので」とのことでした。僕はこの回答を聞いて、この言い方だと「手帳ありき」の話に聞こえました。そんな意図はないのかもしれませんが。
というわけで、僕のニーズとはマッチしない気がしました。しかし、Aさんからは「ピートさんの希望に添えると思いますので、うちに通所するのに是非一度移行支援を体験してみませんか。12月××日にいかがでしょうか」と提案を受けました。
とりあえず、その時には予約しました。しかし、どうも腑に落ちない。もやもやした気持ちを払拭できず、結局後日体験をお断りしました。
僕が見聞きしたのは数多ある事業所の一つにすぎません。なので、こんな一回のやり取りでわかることはたかが知れています。ですが、前述のように、自分の希望が事業所のサービスとマッチしないという印象は受けました。
にもかかわらず、「希望に添える」という言葉をかけられ、それにどこか違和感を覚えました。就労移行支援は公共性の高い福祉サービスです。ですが、運営組織が株式会社です。そのため、業界の中での競争が生まれます。その結果、事業所の収入源である利用者の意思の尊重よりも獲得に重きを置いている姿が目立ったのかもしれません。
もちろん、利益の追求が悪いという事ではありません。ただ、就労移行支援は公共性の高いサービスです。なので、建前として発達障害の当事者のニーズに沿った回答がほしかったです。
結局、自分には合わないと思い断りました。しかし、僕は押しに弱く、「希望に添える→12月××日にいかがでしょうか」と当時言われて、すぐにはノーと言えませんでした。その結果、断りの連絡を入れなくてはならないことに新たにストレスを覚えてしまいました。
世の中は生きるのが大変です。