め | nashikoのブログ

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2010年10月から2年間、西アフリカは『ブルキナファソ』
という国で青年海外協力隊として活動します。
何があるかな~、何ができるのかな~・・・
マイペースに、ブルキナの日々を残して生きたいと思います♪♪♪

今、私は栄養回復教育センターの見学に来ている。


ここには、この地域の町や村から、

重症栄養不良児と判断された子どもとそのお母さんがやってくる。


家から通える範囲に住む人は、ここへ通っている人もいる。


だが、多くは遠くの村などに住むため、

母親と子どもが一緒に入院し、栄養回復のための治療を受ける。



入院費は、どれだけ長い期間いても2000Fcfa(=約400円)。

栄養不良児のための治療食は協力機関からの寄付らしい。

そのためか、入院費もそれほどの負担にはならない金額。



栄養不良になる原因は様々。

単に食糧不足だから、、、

お金がなくて、食べ物が買えないから、、、


ということではない。



マラリアなどの病気にかかって、急激に栄養状態が悪くなることもある。

↓ある児の成長曲線。

横軸が月齢、縦軸が体重。曲線が体重の正常値。

はじめは正常ゾーンにいたが、マラリアに罹患後、大きく、正常値を逸脱・・・


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その他の理由として私が思うに、母親の知識不足。

母乳の重要性が分からず母乳をあまり与えない。

離乳食の知識がなく栄養価が低くなる。


また、村では綺麗な水が手に入らず、

下痢を繰り返したり

お腹で寄生虫が栄養を奪うなど(?)


↓毎朝行う体重測定の様子。


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手足は“棒”です。

筋肉もなく、皮膚はシワシワ、乾燥。


何だか悲しくなります・・・



でも私は、ここで1人の女の子に出会いました。

その子は私が近づくと、そのまん丸とした大きな目で

興味深そうにこちらを見ます。

目をそらさず、ジィっと見ます。


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何だか・・・・・ハッッとした。


その目はあまりにも綺麗で純粋で・・・

その目の奥に私が写っていて・・・

何かを訴えかけられてるような気がした。


その子自身はもちろん1歳だし、何かを言おうとしたわけではないだろう。


でも、、、感じるものがあった・・・



栄養不良児は、マラリア予防対策を広げたり、

母親に母乳栄養や離乳食の知識を知ってもらったり、

衛生に関する啓発をすることで、

防げる子もたくさんいるはずである。


そう簡単でないのは分かってる。



でも、この子の大きな“目”を見て、

この子の持つ大きな未来を感じて、

この小さくて大きな“芽”を純粋に守りたい


と思った。





この子は、その後目標体重に達したため、

お母さんにおぶわれて村へ帰っていきました。


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強く、たくましく生きてね!!四つ葉のクローバー


ありがとう しあわせ