事件は現場で・・・ | nashikoのブログ

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2010年10月から2年間、西アフリカは『ブルキナファソ』
という国で青年海外協力隊として活動します。
何があるかな~、何ができるのかな~・・・
マイペースに、ブルキナの日々を残して生きたいと思います♪♪♪

3月に突入し、任地に配属になって早4ヶ月が経とうとしています。

活動のほうは・・・

・バイクがない

・同僚看護師の診療所の監督が最近なく同行できていない


などにより、ほぼ3ヶ月はビュロー(職場)にこもってました・・・


特に上司から「○○をして欲しい」とか、「○○をしよう」ということはなく、

はじめは正直何からどうしていいのか分からず・・・

語学もままならず・・・



が、


さすがに「これではいけない!!」と思い、

2月から自分で計画を立て、現場を見るようにしています。


今のところ

①すぐ近くの診療所の見学

②その診療所の産科の見学

を終え、今は

③栄養回復教育センターの見学

をしています。


そして感じることは、

紙面上で資料を読んでいても、この地域の問題はなかなか見えてこない。

「百聞は一見に如かず」


つまり、

「事件は会議室(ビュロー)で起こってるんじゃない、

現場で起こってるんだ!!」パトカー


ということ。



まずは診療所の見学↓↓


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診療所の診断で最も多いのは、“マラリア”

といっても、マラリアの診断を下すとき、

全てのケースで血液検査や簡易キットで検査するわけでない。

明らかな発熱があり、嘔吐・頭痛など、マラリアの主症状がある場合、

検査をせずとも“マラリア”と診断し、薬を処方している。


「ここで病気になったっていうと、たいていマラリアのことだ」

と家のガルディアン。


たしかに私の住む町は、ブルキナでも降水量が多く、

マラリアの媒体となる蚊が多いため、マラリア罹患率が高いという。


→とりあえず、マラリア予防のための啓発の必要性が高い。



マラリアの薬は体重によって用量が違うため、

特に子どもは体重を量り、看護師がこの表を見て処方を出す。


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ちなみに、診療所の診察代は大人が100Fcfa(20円)、子どもが75Fcfa(15円

や、安い・・・(薬代は別。)


ある日血圧を測りに来たおばちゃんが、降圧剤を2種類処方されてたけど、

「お金なくて買えないわ」と。


すると看護師は師長さんへ相談、

師長さんがおばちゃんと話して、

薬の量を減らしておばちゃんが買える範囲の処方に変更。



多分その薬も私たちにとったらそんなに高いわけではないけども、

こっちの人たちにとってはそれもかなりの負担・・・

健康でいるにもお金がかかる。。。


「お金がないから、十分な治療ができない」

のは、仕方ないのかもしれないけど悲しいね。



お金の援助をすることはできないけども、

私ができることは、

「治療にお金がかかるなら、治療しなくていいよう、

病気を予防するための啓発を地道にしていくこと」

なのでしょう。



ま、そう簡単に物事はスムーズに進みませんが、

ぼちぼち自分にできることを探していこうと思いますヒヨコ