3月に突入し、任地に配属になって早4ヶ月が経とうとしています。
活動のほうは・・・
・バイクがない
・同僚看護師の診療所の監督が最近なく同行できていない
などにより、ほぼ3ヶ月はビュロー(職場)にこもってました・・・
特に上司から「○○をして欲しい」とか、「○○をしよう」ということはなく、
はじめは正直何からどうしていいのか分からず・・・
語学もままならず・・・
が、
さすがに「これではいけない!!」と思い、
2月から自分で計画を立て、現場を見るようにしています。
今のところ
①すぐ近くの診療所の見学
②その診療所の産科の見学
を終え、今は
③栄養回復教育センターの見学
をしています。
そして感じることは、
紙面上で資料を読んでいても、この地域の問題はなかなか見えてこない。
「百聞は一見に如かず」
つまり、
「事件は会議室(ビュロー)で起こってるんじゃない、
現場で起こってるんだ!!」
ということ。
まずは診療所の見学↓↓
診療所の診断で最も多いのは、“マラリア”
といっても、マラリアの診断を下すとき、
全てのケースで血液検査や簡易キットで検査するわけでない。
明らかな発熱があり、嘔吐・頭痛など、マラリアの主症状がある場合、
検査をせずとも“マラリア”と診断し、薬を処方している。
「ここで病気になったっていうと、たいていマラリアのことだ」
と家のガルディアン。
たしかに私の住む町は、ブルキナでも降水量が多く、
マラリアの媒体となる蚊が多いため、マラリア罹患率が高いという。
→とりあえず、マラリア予防のための啓発の必要性が高い。
マラリアの薬は体重によって用量が違うため、
特に子どもは体重を量り、看護師がこの表を見て処方を出す。
ちなみに、診療所の診察代は大人が100Fcfa(20円)、子どもが75Fcfa(15円)
や、安い・・・(薬代は別。)
ある日血圧を測りに来たおばちゃんが、降圧剤を2種類処方されてたけど、
「お金なくて買えないわ」と。
すると看護師は師長さんへ相談、
師長さんがおばちゃんと話して、
薬の量を減らしておばちゃんが買える範囲の処方に変更。
多分その薬も私たちにとったらそんなに高いわけではないけども、
こっちの人たちにとってはそれもかなりの負担・・・
健康でいるにもお金がかかる。。。
「お金がないから、十分な治療ができない」
のは、仕方ないのかもしれないけど悲しいね。
お金の援助をすることはできないけども、
私ができることは、
「治療にお金がかかるなら、治療しなくていいよう、
病気を予防するための啓発を地道にしていくこと」
なのでしょう。
ま、そう簡単に物事はスムーズに進みませんが、
ぼちぼち自分にできることを探していこうと思います![]()

