昨日のいわきはこの冬一番の寒さだったようです。
朝から、被災地支援のために東京からお越しくださった方々と、
バスで現地視察しながら、
被災地の現状について情報交換をしてきました。
中央台には６００戸を超える
避難地域からの住民のための仮設住宅があり、
そこには、最近になって、
以前のの商売を再び始める人たちが現れています。
今回、いわきを中心にいろいろな活動をしている方々に加え、
福島市、宮城県の被災地からも参加がありました。
いわき市内で津波で店舗を失った方も、
仮設店舗を作り細々と商売を始めている方もいます。
けれど、もともと海産物の工場も持っていたこちらの方は、
工場再建の道は遠いそう。
なぜなら、
まず、自分たちで再建させてから、その費用の領収書が無いと
費用の補助をしてもらえないという事実。
そんな工場再建できるだけのお金、どこにあるのでしょう？
再建の費用を先に貸してもらえないなんて・・・。
お店の方がそんなお話をされ
何か方法は無いのか？と、
参加者が真剣に耳を傾けていました。
夏に実施したＦＥＪ主催の被災地支援レッスン後に
いわきの薄磯の津波被災地へ
東京からいらしてくださったＦＥＪの先生方をお連れしましたし、
仙台でのレッスンの後は、七ヶ浜町の津波痕もご案内しました。
しかし、今回冷たい風が吹きすさぶ中、
久之浜の様子を目にした時、
今でもこの状況なのだと・・・
胸を締め付けられる思いがしました。
この国道の両脇に立っていた住宅街は広範囲にわたり
津波被害だけでなく、地震による火災で焼失しました。
道路の数キロ先は、原発事故の避難区域へと続いています。
いわきは沿岸部で津波被害が大きかったけれど、
中心市街地は免れたため、
今では、人々の多くは普通に生活を送ることができています。
けれど、
大規模半壊住宅で歯を食いしばりながら生活している人々がいる事実。
４月１１日の震度６の直下型地震の震源地近い集落では、
今も水が出ずに毎日２時間かけて水汲みしている人たちがいる事実。
原発事故の影響を少なからず受けているにもかかわらず、
東電の補償の対象にはならず、家を失い、職を失い、
今後の生活の糧の不安を抱えている状況の人々が大勢いる事実。
いわきの数キロ先の広野町まで今回足を伸ばし、
改めて原発事故処理の前線基地
広野運動公園やＪヴィレッジの風景を見て、
いわきはいくら安全だと言っても、
フクシマという放射能汚染のレッテルを貼られた一部にあり、
これを払しょくするにはどうすればよいのか等・・・
「結結プロジェクト」
宮城では既に、様々な支援プロジェクトが立ち上がっています。
そのひとつが
「グランマのクリスマスオーナメント」
被災地の女性たちが一針一針手縫いした
白い柔らかな布地で作られたクリスマス用のオーナメントが
東京の百貨店で販売されたり、
自動車デューラーの顧客へのプレゼントに利用されたりして
注目を集めています。
その仕掛け人が「結結プロジェクト」のメンバーの一人だそう。
今回は、福島で何か新しいプロジェクトを起こそうと、
集まりました。
今日は、原発に代わる代替えエネルギーについての講演会や
更に内容を深めて意見交換会がある予定です。
今、自分たちが抱えている問題であったり、
取り組んでいること等を話すことで、
解決策につながるキーワードを探す作業までが
今日の２１時過ぎまで続きました。
ＦＥＪ・フラワーエデュケーション主催の
被災地支援プロジェクト
無料プリザーブドフラワーアレンジ体験も、
「何かを作り出す」という作業が被災者には必要という
キーワードに当たります。
今日は、そのまとめに入ります。
私は、参加できないのですけれど・・・
福島での、いわきでの
「結結プロジェクト」では、
どんな素敵なことが実現するでしょう。
楽しみです。
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１２月７日（水）１３時から（12時半より受付）
いわき市中央台にある中央台公民館会議室で、
フラワーエデュケーションジャパン主催
被災地支援無料プリザーブドフラワー体験
レッスン開催します。
何かを作り出す、手作業することが、
心のリハビリになるかもしれません。
下記のメールフォームに加えてお電話での受付もしています。
メールフォームは携帯対応になっております。
ご希望の方は、お申し込みください。
参加費、材料費すべて無料ですが、
用具をお持ちの方には、ご持参いただきたいと思います。
また、定員がありますので、
定員に達し次第締め切らせていただきます。
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