現場で実際に選手が筋肉の痛みを訴え、それが肉離れの症状だったとき。
タイプⅡの症状ではっきりとトレーニング続行不可能だった場合にはRICE処置⇒リハビリへ、となってゆきます。
問題はタイプⅠの時です。
休ませるのか、トレーニングを続けながら治してゆくのか。
競技の特性、
チームの方針、
本人の意向、
メディカルチームの方向性、
そして、
選手個人とチームのおかれた状況、
これらにより、対応の仕方が変わって来る事が現実にはあるのです。
建て前では、肉離れ⇒タイプⅠ⇒二週間の休養、として no challenge でゆけば安全です。
ですがその二週間の間、トレーニングを休まずに試合にも出場し、選手が実績を残し、自分のポジションを維持し、なおかつ患部の状態を元どうりにする事が出来たらどうでしょう。
そこにチームとしての challenge の余地があると思います。
それには
①トレーナーの技術
②選手とコーチングスタッフの共通理解
③チームドクターがいればその後ろ盾
それぞれを持ってはじめて可能になると思います。
何かあったら全てメディカルが責任を取る、でもいいですが、それではトータルでは選手、チーム、メディカルそれぞれのプラスにはならないと思います。
challenge 出来る環境を作る、ということもトレーナーの大切な役割です。
具体的な患部に対するアプローチも続けて書きたいと思います。