私のヘソ下3.5センチから11センチの手術痕が残っている。今巻尺で測ってみたので正確である。


高校生の時は傷が気になって、ビキニが着れなかった。自分の体型を今より気にしていたせいもあるが、絶対に世間様にはお見せできないと思っていた。
温泉も苦痛だった。10代でこんな傷ものがある自分を恥ずかしく感じていたので、タオルでバッチリ隠していた。

30代の今では恥じらいが無くなったのか、ビキニも温泉も大丈夫になった。見られたりしているかもしれないが、「むしろ何かっ??」と堂々とできるようになった。人生の勲章的な、これが無かったら私という人間は語れません的な。

じゃあ、そんなに誇りに思っているなら、今回も同じ所を切るなら開腹にしよう!!

とは全く考えなかった。

??だって、とっても痛かったんだもんえーんえーん

防衛本能が働くのか、どれだけ痛かったかは正直覚えていないが、2度と御免です…という記憶は残っている。

手術後初めて上半身を起こす時は、ドラゴンボールの重力修行ですかというくらい起き上がれなかったし、退院して1カ月位して何故か友達におんぶしてもらったら腹に衝撃がかかり、猛烈に痛かったとか、どうでもいい詳細な記憶が未だに蘇ってくるのである。

もし今回が人生初めての手術だったら、美容面とか別の観点からどんな方法を選ぶか考えるかもしれない。

何かを話したり、考えたりするときに、自分の経験から考えが及ぶ。

両親がいる子供は親がいない人が周りにいる事を考えていないのか、そのまま育ってご両親はどこに住んでますか?とか聞いてくる。子供の時もなぜ◯◯ちゃんは名前が変わったんだろうと不思議に思ったりもする。
子供がいる人は、結婚した人に当然子供を持つ前提で話をしてくる人もいる。

みんな自分の実体験やら又聞きした情報やら周りにある何かを元に話したり、考えたりする。

かくいう私も自分の経験を元に16年前に比べて医学は進化しているから開腹も案外痛く無いのでは?とは思わず、体が楽そうな道を歩む事にした。