12/4(土)大漁に採取したザリガニを持って2匹目の泥鰌を期待して川奈へ。今回も釣れると良いのですが。前回の半月とは違い今回は新月の前日。闇夜なのでイカは期待できそうもありませんが、万一、前回同様にアオリイカがかかった場合に備えてイカ用の仕掛けも持参します。西風予報なので風裏となり快適な夜釣りが期待できますが波の方向が東からなので、大きなうねりがあると危険かもしれません。まあ、海の様子を見ながら適宜対応するしかないですね。。。

現地での釣り開始は前日の23:30。予想した通り、波は穏やかですが、想定通り東から長い周期のウネリが入っています。丁度干潮の時間なので安全ですが、3:00頃より後は潮位が高くなるので気を付けなければ。泳がせ用のハタンポを確保するため早速胴付き仕掛けにオキアミを付けて足元に垂らします。しかし当たりが無い。ネンブツダイもハタンポも1匹も掛かりません。こんなこともあろうかと持参していたコマセを少し撒くも状況変わらず。先週とは全く異なる状況。水温が低下して魚がどこかに行ってしまったのでしょうか。中層・上層共に魚の気配が無いので一番可能性のある底を狙います。

そのうち小さいカサゴが一匹釣れる。ゴツゴツしたカサゴを丸飲みする魚なんていなさそうですが、他に変わりのエサも無いので、仕方なく泳がせ仕掛けに付けて放り込みます。周囲にコマセ用の子イワシのぶつ切りを撒き、サメなら釣れるかもと様子を見ますが全く反応無し。やはり餌はハタンポがベストだよなあ。何とかエサ用のハタンポを確保すべく胴付きでの脈釣りを続けます。

1:20頃、いきなり当たりがあり大型のイスズミを連想させる強烈な引き。油断していてスプール固定にしており、スプールフリーにする余裕が無く力を逃がせなかった為、胴付きのハリスを飛ばされます。ナイロン5号のハリスでも駄目でした。ショック。


まだ魚がいて食ってくるかもと期待して直ぐに仕掛けを入れ直します。すると、また当たりがあり良型の引き。今度はスプールフリー状態なので力を調整して糸の出を押さえます。先程よりも大分抵抗が弱い感じで安心して水面まで浮かすことができました。暴れないので、ままよと一気にぶり上げライトで確認すると42cmのオオモンハタ!予想外に良型でうれしい。

オオモンハタとしては一般的に見てもなかなか釣れないサイズではないでしょうか。もちろん自己記録です。口から先程撒いたイワシのぶつ切りを吐き出しました。撒き餌の効果があったのですね。今日はもうこれ一匹で十分満足ですが沢山捕って来たザリガニを消化する為には翌朝の昼頃までかかりそう。あと10時間か。。。


2:15、良型カサゴを追加。27cm。

 

3:00頃に予想通り潮が満ちて来るにつれて波しぶきが掛かり始めたので安全な高場で仮眠を取ることに。カイロで暖を取りながら一眠り。おかげで今日は濡れずに済みました。

空が白み始めた頃に釣り再開。胴付きが根掛かって針が1本だけとなった為、ジグサビキ用の仕掛けを連結して使用します。

道糸ナイロン10号、ハリス8号、管付き丸セイゴ針16号と丈夫な仕掛けは2本針の胴付きで、針が大きくて小さな口の魚はかからない気もしますが、イシガキダイ狙いならば大丈夫だと思います。6:40頃、イシガキダイ釣りにはまだ時間が早いので、カサゴかハタ類でも釣れないかとハタンポの切り身を付けて垂らしてみます。すると直ぐにグググっと重い当たり。何だ何だ!これは大物!と巻くと大きなウツボでがっかり。。。

おまけにのたうち回って針を1本引きちぎられた。胴付きは2本針になってしまった。ザリガニ消化の回転が悪くなるけど仕方ないか。。。


日が出て来たのでイシガキダイ狙い開始。
7:00にイシガキダイ1匹目。

 

7:08、2匹目。

 

7:11に3匹目。良型でキープ。

 

7:22に4匹目。

 

7:36に5匹目。

 

7:40に6匹目。

 

7:44、良型のカワハギが釣れた。

 

7:51、ベラ。餌用に確保。

 

7:55、ハコフグ。リリース

 

7:59、7匹目。

 

8:04、カワハギ2匹目。

 

8:27、8匹目。

 

8:46、9匹目。

 

9:05、10匹目。

 

9:11、11匹目。

 

9:15、カワハギ3匹目。今日はカワハギの当たり日ですね。

 

小さいザリガニが尽きたので仕掛けを胴付き仕掛けから底物仕掛けに変更して大き目のザリガニの消化に移ります。
10:24、12匹目。良型でキープ。

 

10:31、13匹目。

 

11:30頃に餌が尽き12:00には撤収。片付けを終えてふと目の前の海を見るとメジナの大群。

見える魚は釣れないと言われますが、コマセを撒けば釣れるのでしょうか?


本日のお土産はオオモンハタ1(42cm)、カサゴ1(27cm)、イシガキダイ2(37、34cm)、カワハギ3(25、24、23cm)、ベラ1(23cm)の5目8匹。

カワハギの当たり日でした。イシガキダイのザリガニチャレンジも13匹と過去2番目タイの記録で、前半の小さいザリガニを餌にした胴付き仕掛けでの釣りは、ほぼ入れ食いの活性の高い日でした。ほとんどの魚がもともとの小さな針の部分でなく、継ぎ足した大きな針のジグサビキの方で釣れました。針の形や大きさが良いのか、フラッシュやタコベイトが着いているのが良いのか、棚が会っているのか、今後機会があれば検証したいと思います。それに比べ後半の大きめのザリガニの底物仕掛けでの釣りは良型がかかるのですが、針掛りは今一ですね。夜釣りでハタンポやネンブツダイが1匹も釣れないのは一過性だと良いのですが。オオモンハタの胃の中が空っぽだったので、エサとなる魚がいなくなっているのでしょうか。


次の日、先週のようにまたザリガニ採取へ。採取していると自転車で通りがかったおじさんから声をかけられます。
「何を取っているんですか?調査ですか?」
「海釣りのエサ用にザリガニを捕っています。」
「エサになるんですね。沢山捕っちゃってください。そのうち駆除しなければと思っているのですが。」
ん?口ぶり的に何等かの権限を持っている保全活動などを行っている地域の方でしょうか。とりあえず、住宅地に囲まれた川であやしいおじさんがガサガサと無断でザリガニを採取している後ろめたさは少し軽減されました。
約1時間半の採取は今回とれたザリガニは前回同様200匹を超える232匹。小さいのがほとんどですが針掛りが良いので次回に期待です。ワクワク。