10/22(金)夜~10/23(土)午前中まで、前回同様にまた川奈へ行き、前回の反省を踏まえ対策しその効果を確かめようと考えました。胴付きで泳がせ餌を確保する際にコマセを撒くとどの程度効果があるのか、泳がせ時にコマセを撒くと当たりがどの位増えるのか。しかし海は大荒れ。安全優先で極楽釣り場へ移動し、引くことの大切さを再認識したのでした。
10/22夜、先週、業務スーパーに閉店間際に駆け込んだものの、商品が見つからずコマセ用にワカサギを調達しそこねたので、今回は早めに家を出て業務スーパーへ向かったが、行った先が20:00までの営業だったので、今回も閉店2分前に駆け込むことに。入口にいた店員さんが良い人で「まだ大丈夫ですよ」と声をかけてくれる。商品にカバーはされていなかったので、すぐにワカサギ発見。しかし、その横に、500g約200円のイワシを発見。ワカサギの半額じゃないか!ということで、イワシ2袋を購入。
今回の作戦、夜釣りでは竿を2本出し1つに魚の切り身、1つは泳がせで、ウキ下竿1本半とし放り込んでおき、購入したイワシをカットしてその周辺にばらまく。泳がせ餌件コマセ用の魚を胴付きで調達する際は、少しコマセを撒きながら行うことで前回よりも魚を数確保する。朝になったら坊主回避のためにザリガニでイシガキダイを確保し早々に撤収する。
天候を予報をチェックすると、波予報では東方面からの波で海況はおだやかそうだが、天気予報では2:00頃まで北風が5m/sと強く波も2.5mの予報。数値だけみると風と波が強いので釣行は避けるべきだが、実際の波がどの方角から来ているかが重要。とりあえず磯へ入ってみて、無理そうなら撤収すれば良いか。昨日10/21に富戸下磯のモズガ根で釣り人が転落して死亡したとのことなので自分も十分に注意しなければ。
0:00に磯に磯へ入る。今日は満月で丁度干潮の時間。釣座に到着すると全体的に濡れている。いやな予感。北風が強く不規則に大きな波が立っており、時々しぶきがあがる。何とか釣りが出来そうな気もするが、干潮でこれだと満潮時には間違いなく波が上がってきそうだ。ただ、2:00頃には風が落ちつくようなので、潮が満ちるのが早いか、風が止んで波が落ち着くのが早いかで状況が決まる気がする。
念のため荷物を少し高い場所に置きタックルを組始めると波が少し這い上がってきて軽く足元を洗う。むう。これはやばそうだ。少し様子を見るか。まずは安全な場所でイソガニを採取することに。採取している間に風も波も収まってくれば万々歳。カニの数が少ないので四苦八苦してやっと10匹ほどを確保。カニ取りは飽きたので、また釣座に戻ると状況は先ほどと同様芳しくない。ダメ元でタックルを組みはじめると、一段大きな波が足元を洗い、足を取られそうになり長靴に海水が流れ込む。バッカンもひっくり返され、せっかく取ったカニは脱走。何とかバッカンを手で押さえ流されることだけは免れた。これは命に係わる。釣りどころではない。高場に移動。
あきらめきれず高場でタックルを組んで仕掛けを放り込んでみるも海は洗濯機状態で釣りにならず。しまいに、高場にも飛沫が上がって頭上から降って来る。先程いた釣座にも大きな波が上がっているのが見える。朝になれば風が止み少しは状況が改善する見込みだが、その保証もないので遂には撤退を決意する。状況判断が遅くまだまだ未熟。
4:00頃に撤収して風裏となる八幡野のサイツナに移動することに。ただ人気釣り場であるため今から行って入れるだろうか。途中、橋立に明かりが見える。2組ほど夜釣りをしているようだ。5:00前にサイツナに着くと幸い釣座は空いていた。さすが風裏、先程とは打って変わって、ほぼ無風で海も凪いでおり同じ海とは思えない。はじめからこちらに来ればよかった。。。まだ暗かったので竿1.5本ほどの棚でサバを付けたウキ仕掛けを投入し、イワシを1袋開けてウキの周りに撒いておく。何かかかれば儲けもの。
5:30頃、石鯛師が1人やって来て高場側へ入って良いかというので「どうぞどうぞ」と了承する。できれば全方向狙いたいところだったが、人気釣座なのでお互い様だ。
5:45頃、ウキ仕掛けが根際に流されてひっかかったような状態だったので上げてみるとカサゴが着いていた。とりあえず坊主が回避できほっとする。
明るくなり、いつものようにザリガニでのイシガキダイ釣り開始。
その後、9:00までに、ザリガニで39cmのブダイが釣れ、ザリガニが無くなった後はサバ短でウツボと遊びつつ26cmアカハタを確保。
1人新たにフカセ師の若者がやってきて下段に入って良いかとのことで「どうぞどうぞ」と了承する。橋立が一杯だったのでこちらにやって来たとのこと。ここは深いのでメジナが釣れるのか疑問だったが、見ていると、根の先の沖側にやや遠投して30cmまでのメジナをポツポツ釣られていた。いろいろと話を聞くに、渡船利用が多いが今年は八幡野近辺を制覇したいとのこと。昨シーズンは真鶴の赤壁へ渡船で渡ったとのことなので、意外とニアミスしていたかもしれません。
小さなアカハタが釣れたので泳がせてみると暫くしてウキが沈み、頭からアカハタを丸のみにした状態でウツボが釣れた。遊泳力が低い魚を泳がせるとウツボが食いついて来るのね。。。その後もウツボと遊ぶが、この場所は深いせいか巨大なウツボが多い。仕掛けがもったいないので適当な所でやめて胴付きにオキアミを付けて垂らして見る。
12:00頃に30cm位のアイゴが釣れた。ヒレをカットして頭と内臓を落としてお持ち帰り。
石物師の方は4匹目のイシガキダイを上げていた。3匹目まで持って帰るらしく、リリースするけどいらないかとのことなので、ありがとうございますと即答。食料として1匹は確保したかったのでありがたい。その後、5匹目も釣られていた。それにしても、ガンガゼでそれほど数釣れるものなのだろうか?。自分の場合、ガンガゼは即アタックされるも針掛かりせず無駄に消費されていくイメージなので、ハリスや仕掛けについて尋ねると快く教えてくださった。思った通り通常の仕掛けではなく、独自のハリスに独自の釣り方。どこかで勉強したのかと尋ねると、自分の思い付きのものだとのこと。うーん、目から鱗の釣り方で勉強になります。今度自分も試してみよう。特許を侵害しそうなので、とりあえずブログでの記載は控えることに。高場からの釣りで深さがあり根掛りが激しい箇所で活用できる釣り方なので、真鶴の赤壁あたりで試してみると良い気がします。
他にも色々と話を伺っていると「以前もここでお会いして、この後、尾ヶ崎に行くと言ってましたよね」とのこと。どうやら、昨年9/5にお会いした方だったようです。すごい記憶力。自分はすっかり忘れていましたが、ブログを付けていることで、ぼんやりとした記憶は蘇ってきました。あの時、南から押し寄せるウネリがひどくて、2人で釣れない釣れないとぼやいていた気がします。今回も、いろいろ話して楽しい時間を過ごさせて頂きありがとうございました。
15:00頃に1人釣り人がやって来て空き状況を確認し、これから数人で夜釣りに入る予定とのこと。カゴ釣りで何か狙うのでしょうか。自分はもう十分に満喫できたので撤収します。帰りに山哲釣具店でナイロン18号の道糸を補充。クインスター600m2500円也。女将にクエ針が無いか尋ねると、前はあったが製造メーカーが作るのをやめたとかで今は置いていないとのこと。山哲なら置いていると思ったのだが。。。
本日の釣果は、ブダイ1(39cm)、アカハタ1(26cm)、カサゴ1、アイゴ1の4目4匹。イシガキダイはもらいものです。
夜にネットニュースを見ていると、16:00頃に八幡野港沖でクジラの死体が浮いていたと通報があったとのこと。丁度自分が釣っていた場所の目の前あたりかもしれないので、もう少し遅くまで残っていたら見れたかも。さらに、10/27に下多賀にクジラの死体が打ち上げられたとのニュース。時系列的に同じクジラかもしれませんね。他に、11月下旬には小笠原からの軽石が関東にも到達するとのニュース。今年のメジナシーズンは大丈夫でしょうか。今のうちから狙った方が良いかもしれません。