10/8(金)夜~10/9(土)午前中まで、また、釣果の安定している川奈へ。マンネリですが、先週真鶴で坊主を食らって傷心したので、のんびり夜釣りで癒やしてもらいに行きます。

tongariさんに紹介して頂いたブログを読破した結果、「クエ釣りで、コマセを沢山撒いてウツボがウジャウジャ沸いている場所へ仕掛けを放り込んで延々とウツボと格闘するなんてやってられるか。泳がせで狙うのが吉」とのお告げを受けたので、今回はその方針で釣れればラッキー的にクエも狙ってみます。

スーパーの半額セールでイワシ3匹120円を仕入れたので、夜釣りでは、まず棚8mのウキ仕掛けにイワシを付けて流しておき、その間に磯際に胴付き仕掛けを垂らして魚を釣って泳がせ餌やコマセにすることに。釣れなくても翌朝に、先々週捕獲したザリガニの余りでイシガキダイを確保する計画です。

行きがけに、あおき釣具店でガンガゼ5個購入。朝マヅメのイシガキダイの当たりが出る前にガンガゼを投入しておき、まぐれで石鯛が釣れればという思惑です。。。緊急事態宣言が解除された為か店先には解凍用のオキアミブロックが久々に大量に並んでいました。ガンガゼも1500個ほど納品されたようですが、既に予約で一杯とのこと。シーズン真っ盛りで気候・海況共に良いので釣り人が多そうです。

森の中を巨大化したジョロウグモの巣をかき分けかき分け進み、21:00頃に磯へ到着。今日は新月に近い月齢で真っ暗なので夜釣りの釣果に期待大です。丁度干潮だったので、まずは磯際を散策して底物餌用にトッポガニ3匹とイソガニ数匹を採取。22:00に釣り開始。予定通りイワシを放り込んでおき、磯際からオキアミを付けた胴付き仕掛けを垂らします。しかし全く当たりなし。これは前回9/4に来た時と同じパターン。前回は棚を上げるとハタンポやネンブツダイが釣れたので、今回もそのパターンかもと試すと、狙い通りハタンポやネンブツダイが連れてきます。ただ反応が薄くポツポツとしか釣れない。。。

ぼーっとしながらイワシを付けたウキを見ていると、ウキがじわーっと沈んでいきドラグが「ジジジジーッ」と鳴って糸が出て行きます。慌てて合わせるも、スカッ。すっぽ抜け、イワシの頭だけ上がって来ました。どうせウツボだろうと餌を付け変え投入するとしばらくしてまた同様の展開。やがてイワシ3匹を全て消化したので、釣れたハタンポを背掛けして投入しておきます。

23:30頃、底へ落とした胴付き仕掛けが魚に突かれる感触。カサゴかな?と思っていると、そこそこの引きの魚が掛かった。良型のアカハタか?と期待してぶり上げると、予想外のフエダイ、30cm。

やった、ラッキー!胴付きでのフエダイは初めて。前回真鶴で坊主だった雪辱を晴らせました。


少しすると、ハタンポを泳がせた竿からジーっと糸が出て行きます。会わせると結構な重さ。ウツボではなく魚っぽい。これはもしや本命が掛かっちゃった?と寄せてきてライトで照らすと、なんだサメか。。。ぶっこ抜けそうだけど重さで竿が壊れないだろうかと迷っていると、サメがいきなりダッシュ。竿が伸されフッと軽くなります。サルカンの結び目が解けていました。無理にぶり上げる必要が無くなりほっとしますが、貴重なクエの仕掛けが持っていかれたのが経済的に痛い。。。万一本命だったら後悔しきりなので、やっぱり結び目はしっかりせねばと反省。

0:00頃、遠くから明かりを煌々と付けた漁船が近づいてきました。岸近くに寄り、順次、仕掛けてあったエビ網を回収しているようです。事故防止のため陸に向かって大光量の照明を照射しているので夜釣りにとっては大打撃。せっかくの闇夜なのに磯全体が明るく照らされている状況。案の定、魚の反応は全く無くなります。せっかく釣れ始めた感じだったのに。。。やがて漁船は去っていきましたが結局その後は魚の反応無し。ウトウトしながら時間が経過し朝を迎えます。

5:30頃、明るくなってきたので石鯛タックルを用意しガンガゼを付け放り込みます。きれいな朝焼け。

 

しばらくして当たりが出始めますが小さな当たりでイシガキダイのようです。素針にされるので餌をザリガニに変更してイシガキダイ釣り開始。

6:44、やっと針掛りしたと思って釣り上げると良型のカワハギ、26cm。

今日は予想外のおいしい魚が釣れる日だ。


7:05、本命のイシガキダイ、20cm後半。小さいけれど1匹目なのでキープ。

 

7:19、ブダイ、32cm。唐揚げ用にキープ。

 

7:23、2匹目のイシガキダイは良型、35cm。

 

7:35、3匹目のイシガキダイは小さ目、20cm後半。

 

8:24、4匹目のイシガキダイも小さ目、20cm後半。

 

10:25、ザリガニのラスト1投でかかったのはイシダイ、でも手のひら大。当然リリース。

 

最後、採取したカニを餌にするも反応は良いが針掛りなしで終了。イシガキダイは型が小さ目なので全部確保するのが心苦しく、気持ち、1匹だけリリース。30cm以下の3匹全部リリースすればよいのに、もったいない気がして思い切りが足りない。。。

餌が尽きたので撤収します。帰りがけに朝方にやってきた底物狙いの人に様子を聞きに行くと、以前、7/23にカゴ仕掛けをもって来ていた方でした。その時、岩場でロープが切れて落ちて体を打って痛かったと言っていたのですが、その後病院で診てもらうとアバラが3本折れていたとか。よく平気で釣りしてましたね。磯での怪我は自力で帰れなくなるケースが考えられるので怖いです。自分も注意しなければ。今日はサザエで底物狙いとのことでクーラーボックスの中をみせてもらうと、アカハタ、イシガキダイ、イシダイで満タン。そんな長時間やっていないはずなのに凄い釣果。腕なのか釣座なのか羨ましい限り。入磯路も少し整備して頂いたとのことで今後とも会った際はよろしくお願いします。

 

帰りの森の中でこれから磯へ入る2人組とすれ違う。あっ、今年の5/29にいた人達だ。今日は挨拶のみ。また今度あったら、色々と話をきかせてもらおう。

帰り道、緊急事態宣言明けで混んでいると思ったのですが、小田原方向はガラガラ。まだ本格的に人が増えていないのか。時間ができたので、小田原近郊で次週分のザリガニを採取していくことに。以前から小田原厚木道路を通る時に小田原東インターチェンジ付近の田圃のエリアが気になっていたので調査してみます。場所はJR国府津車両センター横の森戸川。このあたり、地図で見ると田圃や用水路が多いですが、細い道が多く難儀します。また産廃業者の敷地が多く怪しげ。最近開発が進んできたのか作りたての新築一軒家も多いです。

下流に川の合流点があるので、そこから見てみることに。新幹線の高架下付近で東から剱沢川、森戸川、高田浄水場から?の用水、森戸川分流(森戸川上流から枝分かれた用水)の4本が合流しています。

剱沢川は水が少なすぎ。

 

森戸川(手前)と森戸川分流(奥側)は良い感じ。

 

高田浄水場から?の用水は水少なすぎ。

 

森戸川で橋の上からルアーを投げている人がいたので川を除いてみると、大きな鯉が数匹泳いでいます。

 

森戸川を少し遡ると良い感じで岸が草に覆われた場所発見。

 

小田原厚木道路下に降りられそうな場所を見つけたので川へ入っていきます。降りやすいように少し石が詰まれたような感じ。誰か下りる人がいるのでしょうか。


ザリガニポイントである川岸の草陰をガサガサすると狙い通りザリガニ発見。ポイントや密度は少な目ですが楽しく採取しているうちに20匹以上採取できました。

 
 

ナマズの子供も発見。

 

他に、メダカ、オイカワ、フナ、スジエビ、ヌマエビなどが生息しておりモクズガニの脱皮跡もありました。アナカリスが繁殖しているのですが不思議とアナカリスをガサガサしてもザリガニはいません。今回採取した場所は以下の矢印の区間。



ググると森戸川下流はウナギ釣りのポイントとなっているようですね。ウナギポイントは酒匂川からの分流である酒匂堰が合流して水量が増えるあたりでしょうか。三浦半島にも森戸川があるので混同注意です。

本日の釣果は、フエダイ1(30cm)、イシガキダイ4(35cm~27cm、リリース1)、カワハギ1(26cm)、ブダイ1(32cm)の4目7匹でした。

種類・数共になかなかの良釣果でしたが、ほとんど朝方に釣った釣果。夜釣りのコストパフォーマンスが悪い。。。夜釣りせずに朝方に来て釣れば良いじゃないかと思うけど、夜釣りは夜釣りで何が釣れるのかという期待感がある。
 
最近、魚種に目新しさが無く少し飽きてきた感じ。ただ、この閉塞感が新たな扉を開く原動力となるのかもしれません。