7/29(木)、娘たちと最近恒例となった夏休み神津島1泊2日の旅に出発します。夏は時期限定で熱海~神津島間で東海汽船のジェット船が運行され、お得な往復切符「ホワイトビーチきっぷ」が販売されるため、お得に神津島へ行けるのです。ちなみにお値段は大人10,000円、子供5,000円。ちなみに行き午後便・帰り午前便利用の「スペシャルホワイトビーチきっぷ」が7,000円で、夜釣りに行く際は重宝するのですが、今年はコロナ拡大で減便のため該当便が運行中止となってしまい利用できません。

直前まで上の娘が「暑いし虫が出るから行きたくない。」などとごねていましたが、「カップ麺持っていっていいよ」と言うと「じゃあ行く~」と手のひら返し。ズコーッ!。すごく嫌な理由があるのかと思ったらカップ麺一つで良いとは。その程度の理由?。子供の考えていることは分かりません。。。下の娘は赤崎でタマンと泳ぐのを楽しみにしていて飛び込み台にもチャレンジしたいとやる気十分。タマンのエサの魚肉ソーセージの準備も万端。

政府の五輪ごり押しのため急拡大しているコロナが気になりますが、「神津島村役場オフィシャルサイト」でチェックすると、少人数のグループの来島は受け入れているようです。

<神津島の自粛要請の段階>
・来島自粛要請(強化)         …来ないで
・来島自粛要請(緩和)来島条件強化…感染染対して来て(1グループ4人まで)←今ココ
・来島自粛要請(緩和)来島条件一部緩和…感染対策して来て(1グループ人数制限なし)
・来島自粛要請(解除)         …通常通り来て

テレビはどのチャンネルでも、どの時間帯でもオリンピック一色。すっかりコロナの情報がマスクされてしまった感じ。重傷者数増加を見せないため「東京基準」を使ったり、同じ症状でも人口呼吸器使用なら重症者扱いだが、鼻に差し込んだ管で多量の酸素を送り込む「ネーザルハイフロー療法」なら中等症扱いにするといった姑息な数隠しも。緊急事態宣言を出しつつも、都心では無観客といえど数十万人を集めてコロナの情報隠しをしながらお祭り騒ぎ。でたらめな政治に振り回されても仕方ないので、庶民は個々に感染対策しながら自分のペースで行動するのみです。自分の感覚では今ならギリギリセーフ、来週以降は、ここままオリンピックを続けていると今以上の急激な感染爆発は避けられないので、渡航禁止になるのも時間の問題かと思われます。

ということで、7/29は予定通り家を出発。餌は、行きがけに青木釣具店でオキアミ1.5kg分のコマセと、泳がせ用のムロアジ確保用にアミエビ2kgを購入。家からはザリガニと夜釣りのぶっこみ用のイカを持って行きます。熱海11:00出航に向けて十分に余裕を持って家を出発したのですが、平日の道路が意外と混んでいる。さらに、湯河原では熱海ビーチライン手前で渋滞。あの、いちいち一時停車させる運用方法の所為でしょう。やばい、このままでは船に乗り遅れるかも。。。

幸いにも料金所以降は熱海ビーチラインの30km/h制限を守っているタクシー等がおらず、どの車も50km/h位で走っておりスムーズに流れたので船着き場には10:30に到着。なんとか間に合ったかと荷物を下ろした後で船着き場横の市営駐車場に停めようとすると何と満車!。だあっ、他の駐車場は何処だ?。急いで駐車場を探しながら小田原方面へ戻るもテンパっていたので、だいぶ離れた駐車場に停めてしまいダッシュで10:45頃に切符売り場に駆け込む。すると切符待ちの長蛇の列。があっ!、これは11:00には絶対に間に合わない!。前に並んでいた人もテンパっていて、自分に「時間過ぎても待ってくれるよね」と聞いてくる。「多分」と答えながらも、こちらも気が気でない。もう1つの窓口も開けれくれーっ!。願いが通じたのか10:55頃にもう1つも開くが焼け石に水。11:00が過ぎて、やっと「発券待ちのお客様が乗船してからの出発のため出航時間が遅れます」の放送があり一安心。無事乗船して出航。旅行の出だしからハラハラさせられます。

子供達は船の窓にかじりつきご満悦。「船だー」「今、トビウオがいたよー」と無邪気です。

 

13:00に神津島到着後、宿にチェックインし、すぐさま着替えて子供達お目当ての赤崎遊歩道の海水浴場へ。

子供達は浮き輪とシュノーケルマスク姿で両手に魚肉ソーセージを持って海へ。海にはいると岩場に囲まれた大きなプールの中で5匹ほどの大きなハマフエフキが出迎えてくれます。ソーセージを指先大にちぎって落とすと、パクリと飲み込みます。一際大きい70cm強はありそうな一匹がシュノーケルしているすぐ下に陣取り、他のハマフエフキが近づいてくると自分の縄張りを主張するかのように追い払います。正に主の貫禄。餌をもらいにすぐ近くまで来るので手をさっと伸ばすと魚体に触れます。餌付けされて異常になれているため全く人を恐れない様子。上の娘が手のひらにソーセージを載せて差し出すと、手のひらから直接パクリ。「唇の感触がぷにっと柔らかくて気持ちよかったよ」とのこと。こんな巨大魚と直接戯れられる場所を自分は知りません。大人の自分でも興奮してしまうので、子供がやみつきになるの頷けます。下の娘は飛び込み台にチャレンジすると言って飛び込み台の上まで登りますが、下をのぞき込むと「やっぱり怖くて無理」とのこと。まあ怖さを感じるというのは自分を守る上で大事な反応。自分からチャレンジしたその意欲だけでもあっぱれです。プール内を泳ぐブダイやタカノハダイやアカハタ、巨大なイラを観察しながら体が冷えて寒くなってくるまでシュノーケリングしてやっと終了。次は夜釣りだー。


帰りがけにまだ入ったことのない「背負崎」の磯場を下見し、一度宿に帰ってカップラーメンなどで夕食を取り、まだ暗くなるまで時間があったので、夜釣りの前に、前から一度行って見たかった神津島北端の「返浜」へ偵察に行くことに。小さな浜があり正面に新島、式根島が見えます。

左の方に岩場があり情報によるとプール状となった場所がありシュノーケルに良いとのことですが、遠目には夜釣りに適している場所はなさそう。

昼間に泳いで離れになっている島へ渡れれば良い釣果が期待できそうです。


昨年、娘たちとトロッコ跡で夕方に釣りをして楽しかったのですが、娘たちは釣座が水面から高くて怖いとのことで拒否。堤防ならいいよということで、前浜堤防からイカ短のぶっこみでタマンを狙うことに。車で入れて街灯が明るいので子供がいても安心です。

20:00~22:00までの計画で石鯛竿のタックルを用意してぶっこみ開始。娘たちは夜の海が怖いとのことで、車の中でスマホで動画サイトを見るのに夢中。さっそく1投目を放り込むと、つつかれる感触はあるのですが魚がかかる気配無い。餌が無くなっているかと巻くと根掛り。取れないかとグイーっと体重を乗せると「バキッ!」大きな音と共に振出し5本継ぎの3本目が根本から折れたーっ!。えーっ!石鯛竿ってこの程度で折れるのーっ?これまで数々の竿を折って来た自分ですが、さすがにびっくり。しかも、穂先でなく太い3本目の根元付近とは。。。1投目にして折れるのはさすがにショック。他にサーフ竿がありますが後ほどフカセに使いたいので、そちらまで壊すリスクを冒したくない。残った石鯛竿の4番と5番の継ぎのみを使用して釣ることに。まったくしなりは無いけど折れる心配が無いので力勝負はできる。

仕掛けを遠くには投げれないので近めに放り込んで勝負。投げてすぐ当たりはあるけど針掛りしない。でも辛抱して続けていると何か掛かるもバレたり、ウツボだったり。娘たちからは何か釣れたらと言われているのに立つ瀬がない。20:50頃、やっと何かがかかった。ぶりあげると、前浜堤防恒例の巨大ザリガニこと伊勢海老。

子供達は怖がりながらも大喜び。御用となりたくないので直ぐにリリース。ここ前浜堤防は夜になると海底を伊勢海老がうろうろとはい回っているようで、時々針掛かって釣れて来るのだが、キープできないし餌はボロボロにされるしで、あまり嬉しくない。結局22:00の時間切れまで魚は釣れず終了。まあ、今回は竿1本出しのみで子供に合わせたお遊び程度だから仕方ない。


子供達は、堤防から見える夜空に輝く星の数に興奮。「こんな沢山の星見たことない!」、「今、流れ星見えた!」と喜んでいる。来年声かけした時には喜んで参加してくれると良いのだけれど。

宿に戻り子供達の寝かしつけ。子供が寝てくれれば、今度は本番の夜釣りができる。ムフフフ…ZZZ…

続く。