7/11(日)は真鶴へ。熱海土石流の影響で国道135号線は通行止めが続いている。熱海ビーチラインは7/8より7/10の17:00まで地元住民と緊急車両に解放されるが一般車両は通れない。湯河原パークウェイは7/3に片車線崩落で通行止めのため、湯河原から熱海に抜けるには椿ラインを通る必要があり通常より1時間余計にかかる状況。

熱海ビーチラインは「営利目的の道路である以上一般車まで無料開放という訳にはいかない」との判断らしいが、融通が利かないというか。地元民チェックすると逆にコスト増になるのでは?。何か駆け引きの意図でもあるのかといぶかってしまう。135号線の重要性を考えると、国が補助金を出してでも135号線が復旧するまでビーチラインを開放すべきと思うのだが、その交渉待ち?(その後、7/14正午から135号線復旧までの間、一般車にも無料開放となったそうです。)

川奈のイサキがいつ産卵を終えるのか確かめたく今回も川奈へ夜釣りに行こうと思っていたが、ただでさえ距離があるのに、さらに時間を消費するのももったいない。そうだ、最近ご無沙汰な真鶴の緒方ボートさんに行ってみようと電話すると満員とのこと。さらに「実はボート屋をたたみ7/14に設備は他人に引き継ぐ」とのこと。ええっ!いきなりでびっくり。確かにご高齢だし、犬猿の仲のエトーさんが亡くなって意地を張りあう相手がいなくなったので、もしかするとという予感はあったのですが、もう少し時間的余裕があると思ってました。。。緒方さんの機嫌を損ねていつか出禁になるまではお世話になろうと思っていたのに。。。ただ、自宅の駐車場利用は続けるそうなので、後継の方の営業が始まって利用する際には、またお会いして色々と話す機会はありそうです。後継の方との仲がうまくいってくれると良いのですが、心配。。。長い間、お疲れ様でした。本当にお世話になりました。2馬力エンジンのスターターを思いっきり引き過ぎてぶち切ってしまい手漕ぎで戻ったり、穴の開いた手漕ぎボートで沈没しかけたり、6馬力ボートでスピードを出し過ぎて滑走状態となり波にぶち当たってふっとびそうになったり、今となってはいい思い出です。

ということで、ボート釣りは断念し、真鶴の地磯の夜釣りで食料を調達することに。水族館跡でまだ釣ったことがなく、そこなら入りやすく足場も良いので、深夜に水族館跡で夜釣りをした後、明るくなるころにいつもの地磯へ移動しザリガニでイシガキダイを狙い餌が尽きたら早めに帰宅する計画を立てます。

真鶴のあおき釣具店に電話すると今週は深夜営業をしているということなので、行きがけにオキアミ3kg分のコマセとイシガキダイを寄せるためのガンガゼ4個を購入。お店の若旦那に夜釣りのおすすめ場所を聞くと「鉄棒かなあ」との回答。ん~、王道の回答すぎる。もっと穴場的な答えを期待したのだけれど。。。22:00頃に水族館跡へ。伊豆半島へ向かわなかった人の夜釣りで真鶴の磯は混雑している可能性があるためダメ元。道の入口に車が停まっていたので既に人がいそう。さらに下って行くと台車が。荷物を運んだ様子なので、ああ駄目だったか、様子だけでも伺って場所を変えようと思って進むと、キャンプをしている人が。釣り人はおらずラッキー。生け簀内にはサバ子やワタリガニが泳いでいる。

さっそく棚2ヒロで開始するが針が底にひっかかる。とても浅く満潮でも1ヒロ半位しか水位が無さそうだ。コマセを撒くとネンブツダイの嵐かと思いきや、エサが全く取られない。。。岩の上に無防備なマガニやイソガニがいたので明朝のイシガキダイ釣りのために捕獲しておく。ふと左側の亀ヶ崎にライトが2つ。立入禁止をものともしないチャレンジャーだ。最近は警察の取り締まりも緩くなったのだろうか。頑張っているようだが、高輝度のライトでこちらを照らすのは止めてほしい。こちらは極力ライトを付けないようにして頑張っているのに。。。

23:30頃、ウキがススっとしずんだ。抵抗少なく首を振り振り上がって来たのは27cmメジナ。

少し小さいが坊主回避のためキープ。よーしこれからと思って頑張っていると、0:00頃に後ろからライトで照らされる。2人ほど釣り人が入ってきたようで、先約がいるか確認した様子。ちかくまでは来ないで黒崎側の磯へ向かいピトンを打っている。どうやらヤエンでイカ狙いのようだ。


困ることに、結構距離が近いのに、こちらも高輝度のライトで自分の方を照らしたり、亀ヶ崎側を照らしたり、水面を照らしたり。嫌がらせかと思うくらい。ただでさえ釣れなくてナイーブになっているのに。餌も全く取られない。ああ、もう駄目だこの場所。。。1:00頃、場所移動することに。。。

鉄棒に移動したかったが夜明けまで時間が少ないので、朝から入る予定だったいつもの地磯へ向かうことに。2:00頃から釣り開始。棚竿2本だと底に針がひっかかるので、棚竿1本半で磯際を流す。ただ、ここでも餌が取られない。。。

夜明けまで時間が無いのでガンガン餌を撒いていると、ウキが見当たらない。リールを巻くと、すごい力で引っ張られ、成すすべなく切られた。針のちもとからぷっつり。サメでしょうか。ゆっくり泳ぎ去っていく様子はエイかもしれませんね。

その後はフカセで餌が取られないので、最終手段の胴付き仕掛けを落としてみる。すると、ハタンポ、ネンブツダイ。いつも釣れるカサゴの反応が無い。空が薄明りになった頃、竿が突然突っ込んだ。がっちり針掛して良型の引きが伝わってくる。ハリス5号の大物対応なので糸を出さず耐えているとフッと軽くなった。ああ、またばらした。。。仕掛けを挙げると枝スが根本で切れていた。仕掛けの作りが良くなかったようだ。。。

日が昇ったのでイシガキダイ狙い開始。

ガンガゼを放り込んも当たりが無いので並行して胴付き仕掛けを垂らす。5:40頃、20cm位のメイチダイが釣れる。

真鶴では珍しいのでキープしたかったがサイズが小さいのでリリース。底物の方は暫く待つとガツガツと当たりがあり素針にされるが、早朝のためか、海が濁っているせいか、期待したほど当たってこない。6:30頃、胴付きで29cmのブダイが釣れる。キープ。

 

夜中はそれほどではなかったのだが、明け方の涼しい時間帯になると蚊の猛攻を受けだす。虫も涼しい時間帯の方が元気なのだろう。何匹か倒すもぴちぴちのズボンを貫通して太もも裏あたりの血を吸われて痒い痒い。今度は厚手のズボンにしよう。。。

ガンガゼへの当たりが多くなってきたので、ここぞとばかり食い込みの良いザリガニを投入し糸を張って瞬間勝負。6:45頃、ザリガニ3匹目位で釣れたのは28cmイシガキダイ。

サイズはいまいちだけれど先週の川奈よりは良い型なのでキープ。


7:00頃、底物師が1人入ってきて、挨拶をして角の岩の上で釣り始める。しばらくして40cm位のカンダイを釣っていた。自分もカンダイ釣りたいけど、エサはなんだろう。2本針のライト石鯛仕掛けのようで、手持ちで勝負している。

7:33頃には2匹目のイシガキダイ、26cm。キープしちゃおう。。。

 

その後、ザリガニで続けるも食い込まずエサが尽きる。後は水族館跡で捕ったマガニとイソガニで勝負。二つ割りや四つ割りにしてウニ通しで針に通す。今まで何度かカニ餌で勝負してきたけれど、当たりは結構ありそこそこ餌持ちも良いのに、ザリガニと違ってうまく食い込まず釣れたためしがない。今日こそはと思うも、結局針掛りせず9:30頃に釣り終了。

道具を片付けてから底物師の方の様子を見に行く。マガニで釣られているようだ。餌の付け方を聞くと、とくにこだわりなく、状況に応じて割ったり割らなかったり、針にチョン掛けしたりウニ通しを使ったりしているそう。うーん。よく分からん。好きにすれば良いってこと?。今後も試行錯誤です。大潮で陸続きとなった三ツ石を見ながら撤収。

 

本日の釣果は、イシガキダイ2(28、26cm)、メジナ1(27cm)、ブダイ1(29cm)の3目4匹。

30cmは欲しかったところですが残念ながら皆少し小さ目。大事に頂きます。


7/14にビーチラインが無料開放されたことで次回釣行は熱海以南へ行けるので楽しみ。そろそろ地磯は暑さで厳しい時期になったので、伊豆諸島へ渡って堤防から夜釣りしたい気持ちもありますが、熱海の海釣り施設の駐車場は捜索隊の駐屯地になっているようで、駐車はできず、海釣り施設は休業しているとのこと。コロナ患者も増えて来たし、これからどうなることやら。。。熱い中、困難な捜索・復旧作業を行っている方々には頭が上がりません。

熱海の盛り土業者は「新幹線ビルディング」という会社で社長は自由同和会神奈川県本部の会長とか。自民・維新と同和利権との結びつきの匂いが。。。ただでさえ最近の政治腐敗にはうんざりしているのに、嫌になります。釣りでもして気分転換しなければ腹立たしくてやってられない。。。