5/29(土) 体力が回復してきたので今回は本気でイシダイを狙う。

週末の天気予報を確認すると晴れ。風は土曜は大西、日曜は無風。波は両日とも問題無し。日曜の釣行がベストだが、月曜に影響の無いよう家でゆっくり過ごしたいので土曜に釣行することに。近場で西風に強いイシダイの実績場は、真鶴か宇佐美長根か川奈。どこも若干行き飽きているが魅力的な特級磯。先日、釣り場で出会った方が夜釣りするのが羨ましかったので今回は自分も夜釣りがしたい。3ヵ所の中で夜釣りの釣果が一番期待できる川奈に行くことに。2:00頃に釣座に入り2時間夜釣りをし、4:00頃に明るくなってきたら石鯛釣り開始、12:00頃まで勝負する計画を立てる。釣果が期待でき、早めに余裕をもって帰宅できる完璧な計画。大潮直後の中潮で潮が大きく動くため、お昼の干潮の潮止まり前の10:00頃には魚の活性が高まって石鯛釣れちゃうかも。

 

せっかくなのでカルパッチョさんを誘おうとも思ったけれど、行先を決めたのは金曜日の夜。あまりにも急だし、おそらく南伊豆に向けて既に家を出発していることだろう。ともすると、既に南伊豆にいるかもしれない。またの機会に。

夜釣り用のコマセは1ヵ月以上冷凍庫で保管していた余り物を使うため、行きがけの青木釣具店ではサザエのみ購入する。本気でイシダイを狙うため、多めの1.5kgを購入。1950円也。

いつものように計画より大幅に遅れ現地の駐車スペース到着。既に時刻は3時。磯に降りて準備を終え釣り始めたのは4時。もうあたりは薄明るくなってきている。小魚が起きて来るまでの短時間勝負。何とか1匹でもお土産を確保したい。棚2ヒロでフカセ開始。時間が無いので後先考えずにコマセをガンガン撒く。

始め、全く反応が無かったが、あきらめかけた4:18頃、ウキがわずかに沈む。しっかり沈むまで待ってから合わせると良型の引き。上がってきたのはイサキ37cm。やったあ!

良型で体高がありお腹もパンパン。まさに旬のイサキで美味しそう。


時合いを逃すまいとすぐに仕掛けを放り込む。この時期にこのあたりの浅場に来るイサキはジャンボだけど、いつも単発なので、もう釣れないだろうと思ってウキを見ていると、4:25頃、またウキが沈み31cmのイサキが釣れた。

 

群れが来てるのか?と、またすぐに仕掛けを投入するも、それ以降は反応が無いまま餌が瞬殺される。ああ、小魚が湧き出したか。。。夜釣りは終了。あっという間に食料が確保できたのでもう帰っても良かったのですが、多めに買ったサザエを無駄にすることもできず、予定通り昼まで勝負することに。

5:00頃、せっかくの朝マヅメなのでダイソーのバイブレーションを投げてみる。

ノルマとして10回投げたところで飽きて終了。いつものように釣れる気がしない。まあ、準備運動のようなものです。


5:25、1本目のイシダイタックル準備完了。

さっそく反応がありウツボが釣れる。


5:39、2本目のイシダイタックル準備完了。

 

反応は随時あるが針掛りしない。ウツボか小さなイシガキダイだろう。

本命らしき当たりがなく暇なので胴付き仕掛けにオキアミを付けて垂らして見ると、7:40、24cmと良型のカワハギが釣れる。これはうまそうだ。

 

置き竿の方は小さな当たりで餌が齧られていく。9:00頃から当たりが多くなり餌が瞬殺されはじめ、どんどんサザエが消費されるが、一向に本命の気配は無い。小型のイシガキダイと思われるエサ取りが激しく釣りにならない。ザリガニがあれば釣り上げられるのに。。。

岩場でマガニと鬼ヤドカリを1匹ずつ見つける。ヤドカリは釣人が余った餌を捨てていったものかもしれないが、ありがたく使わせてもらう。これらでイシガキダイが釣れるかもと期待する。まずマガニに結構明確な当たりが出たが針掛りせず。続けてヤドカリを投入すると、12:21、食い込んだと思って巻くと、40cmを超えそうな良型ブダイ。しっかりと針掛っていたのでごぼう抜き。


12:00頃、それまで独り占めだった釣り場に2人やってきて離れた場所で釣り始める。後で話を聞きに行こう。

14:30頃に餌が尽きるまで結局本命らしき当たり無く、イシガキダイも針掛りしない。今年はもう石鯛のノッコミシーズン終了だろうか、これだけエサ取りの当たりが多いと釣りにならない。でも釣れる時はいきなり来るからなあ。。。

道具を片付け2人の釣人に話を聞きに行くと、撒き餌無しのフカセでアイゴや小鯖が釣れていた。今晩のおかずが確保できれば良いと、楽しそうに釣られている。こういう力の入らない気軽な釣りも良いかもしれない。3タックル分の重い荷物をヒイヒイ言いながらもって来ている自分と比べ、非常にコンパクトな装備でうらやましい。他、いろいろ聞いてお礼を言って帰路につく。

ゴロタ歩きの後、急な斜面を登って撤収。重い荷物を担いでの斜面は非常にきつかった。1歩進むためにヒイヒイ言ってしまう。植生が伸びてきているため、今回も次回来る時のために剪定をしながら一歩一歩慎重に登っていく。

登り終えて道が平らになると余裕が出て来て剪定が楽しくなってくる。切り裂きジャックよろしく、触るものみな傷つけるとばかり、調子に乗ってチョキチョキしながら、ふと手をみると。。。ギャーっ!手の甲に大きな毛虫ーっ!
 

<イメージ画像>

 

慌てて手を振って払い落すと、ハサミも一緒に落ちてしまい、毛虫が落ちてった藪の中からハサミを拾い上げる羽目に。なにやっているんだか。。。ああ恐ろしかった。でも、見事に手の甲のベストポジションに乗っていたなあ。今考えると写真撮って置けば良かったかとも思いましたが、その時はそんな余裕はありませんでした。

本日の釣果は、イサキ2(37cm、31cm)、カワハギ1(24cm)、ブダイ1(40cm強)と3目4匹。おいしい魚が適量捕れて良かった。

 

イサキとカワハギのお腹の中は卵でパンパンでした。出産前のメスを食べてしまうことに少し罪悪感。イサキは刺身でいただき美味しかった。そろそろ昼間は暑いので夜釣りもいいかも。短時間でイサキ2匹釣れたので、もっと時間を掛ければ大漁かも。でも、実際やってみると、時合は一時で、短時間の時と釣果は変わらなかったりするから難しい。。。

不思議だったのは、今回、イソヌカカの姿を見なかったこと。背後から吹いていた風のおかげか、あるいは今回の釣り場の特性か。今、すごしやすい気候なので虫がいなければ釣りに最適な時期ですね。次の釣行も楽しみです。