1/10(日)、前回の釣行でなんちゃってブダイ釣りをマスターしたので、その成果を試すべくブダイ釣りに行くことに。餌は12/20、1/3の余りを冷蔵庫で保管していたものを使用します。餌の鮮度が釣果に影響するのか確認するのも楽しみ。ブダイ釣りの場合、荷物が少量で済むので、まだ行った事の無い磯も開拓することに。

いつものようにオキアミ3kg分のコマセ購入し、2袋に小分けしたうちの1袋分を使用し、4:30~八幡野上磯の赤根の浜で夜釣り開始。昼間に坊主を食らった時の保険に確実性の高い夜釣りでお土産を確保する算段です。ここではメジナを釣った事は無いですが、昨年の12/20に初めて来た時、40cmオーバーのニザダイとホウライヒメジが釣れたので、大物を期待して選択しました。釣り座は低くて波に弱いですが、天馬尻あたりの波の音は小さかったので、今日は凪で問題ないだろうと踏んで到着。しかし、こちらは結構波の音が大きい。。。面している方角が良くないのか、南方向の沖から次々と大きな波が打ち寄せ、磯全体が濡れています。こういう場合、経験上、必ず、予想外の大波が1発来た際に、ずぶ濡れになって後悔することになるのですが、暫く観察したところ、一番上の段はしぶきをかぶらなさそうで、潮も引いて行く時間帯。せっかく来たので竿を出してみることに。

ウネリの波で水面がガシャガシャして釣りずらいですが、ウネリの合間の波が落ち着くタイミングを狙ってコマセを撒き仕掛けを入れます。30分経った5:00頃、コマセが効いたのか、初めてウキが沈み釣れたのは20cm位のイスズミ。

最近、夜釣りで一番初めにイスズミが釣れることが多いので、イスズミはコマセが効いてきたサインなのではと期待します。

5:10頃、2匹目の当たり。かなりの重量で無理に巻くと糸が切れそう。まずは弱らせるか、と思っていると、プツリ、ハリスが切られました。きっと大きなイスズミと思われますが、せめて顔を見て正体を確認したかった。。。

やはりコマセが効いているようで、5:18にまた当たり。今度はそれほど重量が無かったので、どっせーっとぶり上げ。本命のメジナ31cm確保です。

 

その後、ポツリポツリと当たりが続き、5:34、2匹目のメジナ31cm確保。

 

5:45、手のひら大タカノハダイでリリース、

 

6:06、タカノハダイ29cmでキープ。

 

その後、明るくなりはじめると共に当たりは遠のき、7:00頃に夜明けと共に終了します。

途中、大きくて怖い波が数回来てハラハラしましたが、体が濡れること無く終了。ほっとします。

磯際にハンバノリが生えていたので、ハンバノリの鮮度と釣果の関係の調査用にひとつまみ採取しようと波のタイミングを見て手を伸ばします。セーフ、と思った瞬間、1秒逃げ遅れました。。。ザッブーンっ!、頭からしぶきをかぶって全身ずぶぬれに。。。むう。。。
片付けをし、人があまり来なさそうでブダイが釣れそうなトヨ根に移動。。。
 

トヨ根には既に1人、左側に入っていたので挨拶し、12/26と同じ、右側手前の釣り座で釣らせてもらいます。8:00頃からブダイ釣り釣り開始。餌は12/20採取分から使用。先週使用した、胴付きの錘の部分に針を1本追加で着けた仕掛け+遠投ウキを棚2ヒロ半で投入。根掛り。初っ端から仕掛けとウキをロスト。。。思ったより浅かったか。。。

根掛りは考えていなかったので予備の仕掛けの用意は無し。持っている道具で適当に仕掛けを作ることに。8号の円錐ウキ、6号の中通し錘、サルカン、ハリス:ナイロン4号1m、針というシンプルな仕掛けで再開。棚は錘まで1ヒロ半位。手前から流していくと、沖まで流れて行き、やがて沖で流れが止まりますが、何度目かの流しで、そのあたりでモゾモゾっとウキが沈みます。やった!9:26、1匹目のブダイゲット。37cm。良型やー! ブダイって、オスは青く、メスは赤いとのことなので、このブダイはオスですね。

 

同様に流していくと、9:37、ほぼ同じ地点で2匹目のブダイ。38cm。またまた良型!今度は赤いからメス。つがいで泳いでいたのかな。

おおっ、ブダイ釣り2回目にしてジェダイマスターならぬブダイマスターか。ブダイ釣りって、先週まで、こんなに簡単で釣れる釣りとは思っても見ませんでした。後1匹釣れたら、行ったことのない磯へ移動しよう。しかし、その後は色々な場所を探るも反応無し。ブダイはあまり移動しないので、一度ウキが反応した場所があると、次流してもほぼ同じ場所で反応があり、何度か流すと針掛りして釣れてきます。反応が無いということは、もうブダイがいないのかもしれません。

今度はトヨ根の先端付近へ移動し、その周囲を探ることに。左側の釣り人に断りを入れると、今から先端でやろうとした所ということなので、入れ替わりで左側へ入り、田中磯との間のワンドを狙うことに。しばらくすると反応があり、良型ブダイがかかります。先程の釣り人が浮いた魚を見て「大きいね。何?」と聞くので、ブダイですと答えつつカッコつけてタモを使わずぶり上げようとしたところ、針が外れてポチャン。。。かっこ悪。。。。その後、ワンド内を隅々まで探るも反応が無いため、また、右側の元の釣り座へ戻ります。

暫く粘ると、やっと反応があり11:15に3匹目のブダイ。赤いのでメス。ただ、ブダイは小さい時はみんなメスとのことなので、これからオスになる可能性があるかも。道理で小さなブダイは、皆赤っぽいと思った。

ただ、30cm位と小さかったのでリリース。今日は既にお土産を5匹確保しているので余裕です。とりあえずブダイが3匹釣れたのでトヨ根を撤収。

トヨ根から磯沿いに田中磯へ行けたので行ってみると、丁度、朝からいた若夫婦が撤収し、男性2人が入るところ。田中磯は今日は偵察のみの予定でしたが、先端左側が空いているので、1匹釣れるまでという条件で、そこで糸を垂らすことに。夫婦は37cm位のメジナが釣れたとのこと。先程まで居たトヨ根の写真も撮っておきます。パシャリ。

 

12:22釣り開始。1匹釣るまでの短時間勝負。

 

すると、すぐに反応があり13:34良型ブダイ。41cm。大きくて真っ赤で立派なメス。

さあ撤収。一緒に入った男性に「もう終わり?」と聞かれ「良型のブダイが1匹釣れたので場所替えします」と答えます。

1匹釣れたしクーラー満タンなので一度車に戻り、大型クーラーへ獲物を移し替え、身軽な状態で次の磯へ。次の磯が今回の本命、大島ヶ根です。地磯ガイドの案内では文章のみで写真が無いので全く様子は分かりません。ワクワク。

13:00過ぎ、大島ヶ根へ到着。他の磯同様、半島状と思っていたのですが、周囲が10m位の崖になっている島のような形状。右端の低くなっている箇所が2名ほど入れる沖向きの釣り座です。

 

陸側から見た大島ヶ根。中央部から右へ移動し、途中1箇所ロープに全体重をかけてよじ登る箇所を経由し上まで上がれます。

 

 

 

ロープが劣化気味で怖いですが、太いので、恐らくまだ切れはしないでしょう。ルートを整備してくれた先達の方々に感謝です。



大島ヶ根から見た陸側の北側の崖にはロッククライミングをしている人達がいました。
 

沖向きの先端は断崖絶壁、カンノンガ根方向が見渡せます。

 

 

下をのぞくと、磯際はほとんど波立っていないので、ドン深な様子。足元にサザエの殻が沢山転がっていたので底物狙いの人が入っているのでしょう。真鶴の崖と同じような雰囲気なので、モングレが潜んでいるかもしれませんね。

 

右はじに低くなっている箇所がありロープが整備されていました。左上の平らな個所が釣り座です。

 

ロープを持参しなかったので、申し訳ないですが使用させてもらいます。細目で劣化気味なのが気になりましたが、これも恐らく大丈夫かな。。。垂直でなく、やや斜めになっているので、全体重まではかからないと思われます。



まずはカンノンガ根方向にしかけを流していきますが反応なし。

 

次に陸方向へ際に沿って流していくと反応あり。

ただ、エサを咥えても、すぐに離してしまうようで針掛りしません。食事をして眠くなってウトウト仮眠しながら釣っていると、少し引っ張られるような感触で目を覚ましました。14:30頃、良型ブダイ。39cm。オスですね。

初めての大島根で、とりあえず1匹釣れて今日は満足。怖い場所なので早々に撤収します。今度、ちゃんとロープを持参してじっくり攻めたい場所です。夏にイシガキダイも狙ってみたい。

 

大島ヶ根の陸側のワンドは夜釣りに良さそう。丁度良い釣り座もあったので、今度入ってみよう。

 

帰りがけに、いままで競争率が高そうで入ることを遠慮していたカンノンガ根を偵察します。3人ほどメジナ狙いのフカセ師がいたので獲物を見せてもらいました。メジナの33cm位3匹と足裏2匹。今日は全体的に厳しい状況のようなので、昼間では釣れているほうだと思われます。これから暗くなると大物が釣れて来るんでしょうね。自分も夜釣りまで粘ってみたかったのですが、これ以上は無益な殺生になるので今日は帰宅することに。余ったコマセは次回用にお持ち帰り。いろんな釣り場を周って、今日は良い運動になりました。

本日の釣果は、ブダイ5(41,39,38,37cmをキープ、リリース1)、メジナ2(31cm)、タカノハダイ2(29cmをキープ、リリース1)と大漁です。ブダイは丁度オスメスが1:1。偶然か必然か。

 

ブダイは粘ればもっと釣れるでしょうが、食べるには十二分。こんなに釣れるならタカノハダイはリリースで良かったかな。ブダイのエサは冷蔵庫のチルドで2週間程度保管しても釣果が期待できることが確認できました。

寒い時期の昼間は釣り座を移動しながらのブダイ狙いにはまりそうです。